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ロシア終了の続報 -ロシアによるウクライナ侵略 ロシアの国力限界を衛星画像から解析する(2023/04/11) -

ロシアが国家として活動停止(2022/12/25)後、どうなっているのかを報告しています。の番外編として、今(04/11)、ロシア軍の補給網の状況を調査したので、お知らせします。

2022/02/24のウクライナ戦争開戦後、ロシアは2022/12/25 に国力限界点を迎えたこと、


その結果、補給網はどうなったか、を衛星データから検証しています。

結論:

補給網自体も衰退しています。どうやってウクライナの反抗作戦に対応するのか、なぞです。

はじめに

ロシアは、2022年12月15日をもって、国家として活動を停止しました。そこで、ロシアの補給網自体の主体を担っていたベルゴルドがどうなっているのか分析しました。開戦時からモスクワからベルゴルドまで直接、繋がっていることがわかります。

NASA@夜間光 2022/02/25

ベルゴルドはモスクワから高速(100kmで移動したら)で8時間くらいです。

ベルゴルド/クルスク/ヴォロネジ の位置関係

現状を一番正確に分析できる夜間光による測定で確認します。

(1)夜間光

青が、再活性化している場所。つまり、戦争遂行のため補給網として動いている場所です。一方、赤(ピンク色)が衰退している場所です。

※赤(ピンク色)が衰退している場所です。

NASA@夜間光 2023/03/22 - 2022/03/22 差分画像


ウクライナ侵攻の主要補給網である、ベルゴルド/クルスク/ヴォロネジも衰退していることがわかります。どうやってウクライナの反抗に対応するのか謎です。

証跡
まずは、2023/03/22@夜間光です。(解析で使える最新のデータです。以降はガス(雲)でうまく解析できませんでした)

次、夜間光 2022/03/22 夜間光です。

以下、衛星データ分析です。2022年12月15日以降、0%で活動停止してます。

(2)物流量

2021年12月が、今回のウクライナ侵攻準備です。
2021年を合計で2倍上回る活動量の急激な上昇させました。
しかし、2022年12月15日以降 ほぼ0%、活動停止です。
(赤:2023年の状況)

(3)サービスセクター活動量

コロナ渦:2020-2021の平均サービス部門 活動量との比較です。
ここでさすサービス部門とは、工業生産以外の活動量、つまり生活水準です。ロシアの場合、モスクワ=ロシア の活動量 と考えていいです。

しかし、2022年12月15日以降 ほぼ0%、活動停止です。

(4)工業活動量

これも、9月19日に急激に低下して、それ以降回復できない様子から、
11月末から12月にかけて、急上昇している様子(例年比 最大400%上昇) 急降下。

(4)都市活動量

例年:Baseline 2015 - 2019 年 つまりコロナ渦が発生する前とした、
都市活動量です。

ロシアの場合、モスクワ=ロシア の活動量 です。

大局的には以下の状況にあります。

この分析もですが、想定される結果。


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