おかねのがっこう 投資家への道⑦コロナ治療薬をテーマに医療分野の株について考える
相次いで発表された有望な臨床試験結果…新型コロナワクチンへの期待高まるhttps://answers.ten-navi.com/pharmanews/18855/
世界でもワクチン開発競争が過熱し、開発への期待からアメリカ市場も株価の上昇がみられましたね。https://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPKCN24G32M
製薬会社で上場している会社は日本にもあります。
ですが、今回は製薬会社の株で利益を狙うのはやめた方がいいよというお話です。
私も過去何度か製薬会社の株を購入していたことがあります。
正直情報に踊らされるわ、株価の変動は激しいわ、そのくせ思ったように株価が上がってくれない時があるわで読めないので止めました。
今回はアビガンの富士フイルムを例に挙げて分析していきます。
まず最初にアビガンがメディアに出てきたのは2月の下旬でした。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55941140R20C20A2L82000/
画像の赤い矢印の先の所で先ほどのニュースの「アビガンが効くかも?」という情報が流れます。
報道が出たのが金曜日という事もあり、週明けに株価がドーンと上がります。(直後の飛び出たところがそれです)
ですがそのあと驚くほどの右肩下がりですよね。
下がっている間なにが起こっているかというと、群馬大学が臨床研究を始めたり、安倍総理がアビガンの使用に向けて立法措置を始めるというようなニュースが出たりしていたので、悪い状況ではありませんでした。
いいニュースが出ているけど株価は下がっているような状況です。
その後、中国で有効性が確認されたというニュースが出ると一転ストップ高になりました。
そのまま急な角度で株価は上がり続けましたが、中国が論文を取り下げたニュースが出るとそれからは右肩下がりになり現在に至ります。(7/22現在)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56928240Y0A310C2000000/
今回の富士フイルム株価の上昇は有効性が認められるようなニュースが出ると急激に上がりました。
ですが、全く株価に影響しなかったニュースもあります。
また、アビガンは実際に使用されているわけではないですよね。
なので業績にはまだ何も影響を与えていません。むしろ研究費がかさみ悪影響を及ぼしているかもしれません。
なのに株価は上がっています。
これは、いわゆる人気投票のように言い目立ち方をすると表(買い)を集めて株価が上がるような状況になっているのです。
しかも、その情報はいつ出てくるかわかりませんし、必ずいいものであるとも限りません。
4月初旬のニュースのように株価を下げる材料になることもあります。
さらに、ニュースのインパクトが大きければ株価は大きく変動します。
これらのことから、私はギャンブル性が高いと思ってこのジャンルには手を出さない事に決めました。
こうやってひとつづつ経験しながら、自分に合わない投資方法を知って避けるという事も必要です。
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