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正当な対価のため

近年、我が国でもベンチャー企業発信の商材が、クラウドファンディングという投資手法を活用して世に出てきている。「こんな場をこんなふうに変える」というアイデアを、買い手にビジュアルイメージを持たせて投資を引き出している。商材を獲得することで得られる楽しさを伝え、その楽しさで投資を引き出している。この投資対象こそが、今と近未来との幸せの微分値である。幸せを支える技術で正当な対価を獲得するために、どんな形態で顧客の手元に届けるか。そしてその素晴らしさを伝えていくか。MOTとは正に「技術で正当な対価を獲得する」ことであり、スモールビジネスでベンチャー企業が見事に実践されていると感じる。技術と幸せの相関関係が顧客に伝わっているからこそ実現できている。全ての業種で獲得して頂きたい思考である。

インキュベーション施設における刺激の高揚効果は素晴らしい。旧態依然の「今で良い」という考え方の老害共とおさらばして、未来を描く者同士が未来にありたい姿を描き、未来において欲する姿を、未来の技術によって叶える期待を抱かせるからこそファンドを引き出せる。ネームバリューでは無い、ドリームバリューこそ未来を手繰り寄せるのだ。