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自分らしさから

ビジョンに他律機能をもって参画する者は、情熱を傾けられる「好きなこと」であること、自律機能(才能)を発揮出る得意なことであること、価値観から生じる大事にしていることをが無意識に発揮する。好きなことが欠けていると、自分のやっている仕事自体に面白さを感じず、得意なことが欠けていると、仕事で躓くことが多く「この仕事を続けていいのか?」と悩むことになる。さらに、大事にしていることが欠けていると、充実感はあっても大事なことを置き去りにしている感覚になる。

自分らしさは「いきもの」である。時間と経験とともに変化していく。それゆえに、昨日と同じ自分らしさに固執する必要はない。新しい興味が沸く、自分の得意としていることが増えていく。すると大事にすることも人生のフェーズによって変わっていく。自分らしさは成長とともに徐々に変化していく。一番重視するべきことは「好きなこと」に挑んでいるかどうかである。好きなことと得意なこととを使うことで、他律機能は最大のアウトカムズを創造する。好きなことと得意なことを掛け合わせると「やりたいこと」になる。

他律機能を発揮しようとする時、大事にしていることが「ないがしろ」になっていないかを確認する必要がある。判断基準は自分が所属しているコミュニティと自分の大事にしていることが合っているかどうかである。例えば、家族を一番大事にしたいのに、仕事第一という価値観を持った人に囲まれていると辛くなる。大事なことを満たせていると「自分らしい生き方」になる。好きなこと、得意なこと、大事にしていることが明確になっていないと、周りの雰囲気に流され続ける。好きで得意なことをしていても、自分が人生において大事にしていることを満たせていないと違和感が生まれる。価値観が明確なら、選択肢が自分の目の前に現れた時、本当に必要なものを選ぶことができる。それが自分らしさを発揮している状態である。