本当の目的を見失ってはいけない

僕は一時期、お金が欲しいと思って、どうやったら稼げるかをいろいろと考えていた。
お金を稼ぐためには、ビジネスに力を入れなければいけない。
頑張ってビジネスをやろう。
そう思っていた。

だけど、どうにもこうにも、ビジネスのことを考えるのが面白くない。
というか、苦痛でしかない。

どうしてこんなに苦痛なのか。
そして僕は、気がついてしまった。

なぜ僕は、お金が欲しいと思ったのか。
理由は、「お金のことを考えたくない」からだ。
お金のことを考えたくないから、考えないでいいくらいのお金が欲しいと思ったのだ。
だから、ビジネスに力を入れようと思った。
だけど、ビジネスに力を入れると、お金ことを考えざるを得ない。
おそらくずっと、お金から解放されることは無いだろう。

目的を達成するための手段が間違えていることに気がついた。

こういうことは結構ある。
手段を間違えると、何のためにやっているのかわからなくなる。
また、本来手段だったものが目的化してしまうと、どうにもこうにも苦しくて進めなくなる。

僕にとって、お金を稼ぐことは目的ではない。
僕は、多くの人に、心も身体も健康になってもらいたい。
心や身体を壊して、不幸になってもらいたくないんだ。
もちろん、自分も健康であり幸せになりたい。
それが、僕の望むことであり、真の目的なんだ。

本当の目的、望みは何か？
その手段は正しいのか？
手段が目的化していないか？

常に問い続けなければならない問題だ。