見出し画像

今を生きる。
僕は30代前半にうつ病になって、「今」を生きることの大切さを学んだ。
その時は、身近な人が交通事故で亡くなったことがきっかけだった。
それまでの自分は、安心して暮らせる老後のために、「今」を我慢して、つまりないがしろにして生きていた。
その人も、そんな話をしていた。
でも、その人の「未来」は来なかったのだ。

将来のために。
という言葉のもと、今やりたいことを我慢している人も多いだろう。
将来の不安にさいなまれている人もいるだろう。

将来の話だけではない。
過去の出来事に縛られて、身動きができなくなっている人もいるだろう。

過去はもう過去の話で、今更変えることはできない。
どんな未来が来るかなんて、考えてみてもわからない。

確実なのは「今」自分が息をしていることだけだ。
今の現実だけが、自分のすべてなんだ。

僕は今年57歳になるけれど、この歳になって振り返ってみると、充実した人生というのは、充実した「今」を積み重ねることによって作られる、ということを実感している。
30代前半に、身近な人を亡くした時に思ったことは間違いじゃなかった。

将来のために。
そう考えている人は、いつになったら「今」に満足するようになるんだろうか。
どこまで行っても、将来のために、が頭から離れない。
歳を重ねたら、死んだ後のことを考えるに違いない。

僕は確信している。
良い人生を作るには「今」を丁寧に生きることだ。
「今」やりたいことを一生懸命やることだ。
「今」できることをやることだ。

一番大切なのは「今」なんだ。

自分がうつ状態に陥って、そこから這い上がってくる過程で考えたことなどを書いています。自分の思考を記録しておくことと、同じような苦しみを抱えている人の参考になればうれしいです。フォローとスキと、できればサポートをよろしくお願いします!