バボのキママな日 #5 『映画とカフェとCBD。』
昨日は映画を観に行った。
日本ではまだ未公開の『Spider-Man: Into the Spider-Verse』を観た。
今回のスパイダーマンはブルックリンをレペゼンしているので、ブルックリンに住んでいる身としてはとても嬉しかった。(ちなみに現在シリーズ化されている実写版のスパイダーマンはレペゼンクイーンズ。)
内容に関しては、特にヴィジュアルがめちゃくちゃに良かった。
OPから映像効果が凄まじく、色々な映画賞でベストアニメーション作品にノミネートされている理由がうかがえた。
アニメーションなのにコミックを読んでいるような感覚になる演出は僕の好きな映画『Scott Pilgrim vs. the World』を思い出した。
ネタバレになるので詳細は控えたいが、どう云う話かを理解した後には序盤から常にかかっている映像効果の意味が腑に落ちた。
あとMarvel作品恒例のエンディング後のショートムービーもスパイダーマンファンなら思わずニヤケ顔になるものだったので是非エンディングロール後も見逃さないで欲しい。(エンディングの映像も超格好よかった。)
もう今日は此れだけで充分なんじゃないかってくらい書いた。
でももう少しだけ書く。何故なら今日は日曜日だ。
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僕は居心地のいいカフェが好きだ。別にオシャレじゃなくたっていい。
去年に引っ越してきたブルックリンのブッシュウィックにも既にいくつかお気に入りのカフェがある。
その中でも特にお気に入りなのが『Caffeine Underground』と云うカフェだ。
此のカフェはCBDコーヒー"と云う日本では聴き慣れない飲み物を提供していることで有名らしい。CBDとはカンナビジオールと呼ばれる成分で、最近何かと話題の麻に含まれる成分だ。大麻に含まれているTHCとは違い精神作用はなく、薬物規制に関する国際条約による規制もない。だから日本は勿論、僕の住んでいるニューヨークでもきちんと合法な成分である。
僕もよく此のCBDコーヒーを飲むのだが、飲むと不思議とリラックスできて作業に大変集中できる。カフェのオーナーであるイアンはCBDのおかげで腰痛が緩和されていると教えてくれた。ちなみにイアンはDJもしていて、青色の髪が素敵な優しいイカしたおじさんだ。
また此処では音楽のイベントも盛んに行われていて、週に1度開かれるオープンマイク(誰でも参加可能な飛び込みライブ)に僕もバンドのボーカルと出たこともある。ちなみにステージにもなるスペースはこんな感じだ。イカしてる。
カフェにはいろんな人がいる。
ブログを書いている人、映像の編集をしている人、タブレットで絵を描いている人、音声の編集をしている人、勉強をしている人、ボードゲームをしている人、本を読んでいる人、その場に流れる時間を楽しんでいる人、オーナーの愛犬である"Earl"と遊んでいる人、オーナーと話している人、仕事の打ち合わせをしている人、黒人、白人、ヒスパニック、アジア人、ゲイ、レズビアン、パンクス、etc...
いろんな人がごちゃ混ぜになっている感じが非常にブルックリンぽくて僕は好きだ。ロン毛でヒゲ面の僕でも違和感なく溶け込める。ちなみに夜になるとカウンターがライトアップされる。イカしてる。
カフェは昔のヨーロッパでは社交場的な側面が強かったと何かで読んだ記憶がある。確かに個人経営のカフェは各店それぞれ個性があって、その店のカラーにあったお客さんが自然と集まる気がする。だから居心地がいいと思うカフェのお客さんはなんとなく気が合いそうな人たちが多い。ふとした拍子に話してみるとみんな大抵いい人だ。素敵なお店には素敵な人が集まる。イカしてる。
フツウキママもCaffeine Undergroundみたいになればいいなと思った。
みんながフラッと立ち寄れて、なんとなく居心地がよくて、みんなと友達になれそうな気がする場所。
その"みんな"にどんな人が含まれるかは、きっと此のお店のようにオーナー次第な気がするから、僕と相方は頑張らないといけない。頑張れルサンチメン。
今日もフツウキママに訪れてくれてありがとうございます。
ニューヨークは息を吸うのが痛いくらい寒いです。風邪をひかないように気をつけます。
<バボ>
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