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【早慶対決】サッカーとフットサルの二刀流の慶應大が逆転で早稲田を破り、サッカー早慶戦に弾みをつける!

[5.25 早慶対決 慶應 4-3 早稲田 駒沢屋内]
 Fリーグ2019-20シーズンが開幕する駒沢屋内球技場で、早稲田大学ア式蹴球部と慶應義塾大学体育会ソッカー部によるフットサルの早慶対決が行われた。

 慶應大は普段からフットサルのリーグ戦にも参戦している慶應大ソッカー部で、この試合に出場。対する早稲田大はア式蹴球部の選手やサークルでフットサルをやっている早稲田大の学生を集めたオール早稲田でこの試合に臨んだ。試合前は2つのフットサルの全国大会で準優勝という結果を残している慶應大が圧倒的に優位かと思われたが、早稲田大の選手たちも高いポテンシャルを見せつけ、試合は白熱した。

 先手を取ったのは、早稲田だった。セット交代直後の前半3分に右サイドでボールを奪ったFP鍬先裕弥がFP加藤拓己とのワンツーから1タッチシュートを決めて、1点をリードした。同7分には慶應も高い位置でボールを奪うが、早稲田の戻りが早くシュートはブロックされる。同9分には慶應が早稲田の守備を崩し、FP渡辺亘裕がシュートを放ったが、ゴール前に戻ったFP水野雄太がカバーしてブロックした。

 前半12分には慶應大がGKへのリターンパスをとられ、ゴール前で間接FKを与えてしまう。するとスタンドの早稲田のサポーターからは、すかさず「本当にフットサルもやっているのか!」とヤジが飛んだ。このFKから加藤がゴールを狙ったがシュートは枠を外れていった。

 さらに14分には早稲田が追加点を挙げる。好セーブを見せてきたGK藤川優祐からのロングスローを受けた清水が1タッチでGKの股を抜けるシュートを決めて、早稲田が2-0とリードを広げた。16分にも早稲田は左サイドで鍬先がターンしてDFをかわし、折り返しにFP片岡竜大が飛び込んだが、ここはGK竹内瑠架がセーブした。

 前半17分には慶應大も反撃を見せ、右サイドをFP北澤快が突破を見せて、折り返しをFP瀬賀凜太郎がゴールを決めて1点を返した。前半終了間際まで両チームとも鋭いシュートを放ったが、ボールを枠に飛ばせず。このまま前半は2-1と早稲田大がリードして終了した。

 後半に入り、早稲田はGKを山田晃士に変更した。そして2分にはピヴォの位置でボールを受けたFP笠篤史がDFとGKの股を射抜くシュートを決め、2-2の同点に追いついた。ここから慶應が主導権を握って攻め込むが、FP柿沼亮祐のシュートが枠を外れ、得点を決められない。

 後半7分過ぎには、両チームがカウンターの応酬となるが、両GKが好セーブを見せてゴールを割らせない。それでも8分にはロングボールを受けた清水が、ボールを収めて左足でシュート。これが決まり、3-2と早稲田が再び勝ち越した。

 サッカーの定期戦では早稲田に7連敗しており、フットサルでは負けられない慶應は後半9分、渡辺がゴールを狙ったが右ポストを叩いてしまう。ボールを握る時間の増えた慶應大に対し、早稲田も鋭いカウンターで追加点を狙う。

 後半11分には慶應大のFP渡辺穣がピヴォの位置でボールを受け、反転しながらシュートを決めて3-3の同点に戻した。さらに、その直後の12分には、キックインからのチョンドンで、FP中畝楓流がゴールを決め、慶應大がついに4-3と逆転に成功する。

 試合終盤に早稲田は、強烈な個の力を持つ加藤と清水を最前線に並べて、慶應大のゴールに圧力をかけていく。しかし、得点を決められないまま時間が過ぎていく。

 両チームともカウンターを仕掛け合い、シュートを打ちあう。慶應大はクワトロも交えることで、効果的に早稲田ゴールに迫り、シュートで攻撃を終える回数が増えていった。終盤は慶應大もダブルピヴォの戦術を繰り出し、追加点を狙ったが、このまま試合は終了。慶應大が4-3で早稲田に勝利し、早慶フットサル対決を制している。

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