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【選手権】大阪と大分のオレンジダービーは、大分がリーグ戦のリベンジ! 両チーム監督&選手コメント

[2.27 選手権4回戦 大分 4-1 大阪 三重県営サンアリーナ]

試合要旨

 JFA第26回全日本フットサル選手権、Fリーグ・ディビジョン1のクラブが参戦する4回戦で、バサジィ大分とシュライカー大阪の好カードが実現した。この試合の6日前となる2月21日のリーグ戦でも両者は対戦したが、その時は3-1で大阪が勝利していた。

 このリベンジマッチとなった一戦は、大阪が先手を取る。前半6分にセットプレーを得た大阪は、FP加藤翼がGK矢澤大夢の守るゴールをこじ開けて先制点を挙げる。しかし、大分も2分後、GK矢澤がヘッドでクリアーしたボールをピッチ中央で拾ったFP芝野創太がドリブルを仕掛けてシュートを放つ。GK檜山昇悟も反応したが、ボールはゴールへ決まり、1-1の同点に追いついた。

 両チームの意地がぶつかり合ったゲームは、そのまま後半に入る。そして、後半最初のプレーで大分は、FP瀧澤太将が左サイドで1対1に勝ち、チャンスをつくる。最前線から降りてきた芝野と重なるような形になりながらも、瀧澤が左足でシュートを放つ。芝野がうまくシュートを避けると、これがそのままゴールに決まり、大分が2-1と逆転に成功した。

 大分は、その後も後半8分にゴール前のこぼれ球に反応したFP山田凱斗が追加点を決める。試合終盤は大阪がパワープレーを仕掛けたが、得点を許さなかった大分は、同17分にも速攻から芝野がゴールを決めて4-1とリードを大きく広げた。結局、このまま大分が4-1で勝利し、リーグ戦でのリベンジを果たしている。

 初年度からFリーグに参戦し、オリジナルエイトの一つである大分だが、これまでにタイトルを獲得した経験がない。リーグ戦では、2013-14シーズン、2014-15シーズン、2019-20シーズン、2020-21シーズンと4度、年間2位になっている。だが、リーグカップや全日本選手権の最高位は2012年大会のベスト4で、決勝に進出したこともない。リーグ有数の強豪となった大分だが、タイトルを獲得するために、伊藤雅範監督は何が必要だと感じているのか。

大分vs大阪 試合後の両チーム監督、選手のコメント

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