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フットサルの魅力を言語化してみる

みなさん、「フットサル」というスポーツについてご存知でしょうか。

知っていますか。そうですか。


では、どんなイメージお持ちですか?

ミニサッカー、華麗なテクニックが必要なスポーツ。チャラそう。


「趣味はフットサルです。」

と言うと、大体上のような返答が返ってきます。

10回中12回はこんな返答です。


でも、違うんです。

競技フットサル いわゆるトップリーグのFリーグなんかを見てみると、

エキサイティングで、クリエイティブで・・・

とにかく興奮するんです。


なぜフットサルがそんなに面白いのか。

それを語らせようとすると、夜通し話しができる人が僕の周りには大勢います。日本だけで2億人くらいいます。

そんなフットサルの魅力を頑張って手短に簡単に説明しようと思います。


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フットサル最大の魅力 「再現性」


フットサルを説明する上で、外せないのが「再現性」だと思っています。

再現性(さいげんせい、英: reproducibility)とは、同一の特性が同一の手法により発現するとき、その結果の一致の近さのことである。 言い換えると、実験条件を同じにすれば,同じ現象や同じ実験が同一の結果を与える場合,再現性があるという。

フットサルが再現性が高いのはなぜかを最初に説明します。

それは、競技スペースと競技人数です。


まず、陸上の短距離走を思い浮かべてください。ウサインボルト選手と、その他選手が一緒に走ります。

100mのゴール地点では、ボルト選手と最後尾を走る選手とでは、大きく差があります。

5m地点では、どうでしょうか。当たり前ですが、そんなに大きく差はついていないはずです。

また、ボルト選手はとにかく速いので、100m走も再現性は高そうです。

でも、仮に毎日走ったとしたら・・・?その日の体調やコンディション、競技場の環境、天候、私的要因によって、100回走って100回とも大きくリードして勝つ。ということはなさそうですよね。

しかし、5m走を毎日行うとしたらどうでしょうか。さまざまな要因によって勝った負けたはあるにしろ、大きく差はつきません。

言い換えれば、5m走は「速い選手と遅い選手が一緒に走っても、微々たる差しかつかない」という再現性が高そうです。


フットサルは20m×40mのコートで行います。

このコートにおいて、「5m」という数字はひとつのキーワードです。

競技人数は、キーパーを除くと4人です。横の20mを4人で割ると、一人当たりのスペースは横幅で5mになります。

なので、例えば守備をする際、相手選手ひとりづつマークについた場合、5m感覚で配置することになります。(かなり単純計算ですが)

「ボールを奪う」とチームで決めたタイミングで、複数人でプレスをかけた場合、各5mを走る計算になります。基本的にはこの「5m」を走り続けます。

先ほど短距離走で説明したように、5mでは相手選手も自分たちも大きな差はつきません。

とすれば、次に重要そうな項目はなんでしょうか。
「戦術」です。

5m走では相手チームと差がつかず、かつ再現性が高いため、チームで決めた「ボールを奪う場所(タイミング)」を、相手チームが攻撃する上で嫌な位置で仕掛けることができれば、得点を許すことなく何度でもボールを奪うことができるでしょう。

しかし、実際の試合ではそう上手くはいきません。相手チームも、対策してくるからです。守備も相手の嫌なことをするように、攻撃もそれを掻い潜る戦術を考え、実行してきます。

抽象的ではありますが、「再現性」の土台の上に、「戦術」と「駆け引き」が生まれました。


次に、この「戦術」と「駆け引き」試合のイメージで説明します。

ボールを回すのが得意な強いチームと、弱いけど守備とカウンターが得意なチームが戦うとします。

そういう場合、強いチームがボールを支配し、「どのように攻めるのか」を探る時間帯が試合の大部分を占めることが多いです。

そんな強いチームでも、ボールを回しているうちにミスが生まれたり、ミスをしなくても得点まで至らないシーンが必ずあります。

弱いチームはこの隙を見逃さず、ボールを奪い取りカウンターできるかが試合に勝つための糸口になるでしょう。

ここまではサッカーと同じですね。

先に述べたように、「どうやって攻撃するか」と、「どうやって守るか」の駆け引きが生まれます。

これを選手たちは

試合中の速いスピードで、

ひとつひとつの局面、プレーの中で瞬時に判断します。

この判断を、高い身体能力と巧なボールコントロールで表現します。

そりゃあもう、迫力満点です。


Fリーグなんか高いレベルをみると、

華麗な足技を持った選手

高いインテリジェンスでチームに貢献する選手

5m走で違いを生み出せる選手(前提覆してしまいますが)

など、怪物級の選手がうじゃうじゃいます。

でも、そんな規格外の能力でさえ、「戦術」の中のひとつでしかないんですよね。

「この選手のこの能力をどこで活かすのか」

これを考えないと、ピッチの上では再現できません。


まとめると、

「迫力あるプレーの数々も、戦術があるからこそ生まれ、試合の局面における駆け引きが勝負を決する」

というのがフットサルの魅力の結論になります。


あと、もちろん、フットサルにも不確実性な要素もあったりします。

でも、そこも含めて「再現性」であることが多いです。

例えば、不運な失点にみえても、

試合の全体を流れをみてみると、「この攻撃を受けてたら、そりゃいつかは失点するよね」みたいな感じです。言語化すると、1%の確率しか出ないサイコロの目があったとしても、100回振れば高い確率になるということです。

長くなるのでそれはこのへんでやめときます。

フットサル界隈の問題


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フットサル界(Fリーグ)にはこんな問題もあったりします。

・いまいち盛り上がりに欠ける

・収益が厳しく、リーグ存続が難しい

・フットサルの市場規模が大きくなく、それに伴うビジネスも四苦八苦


上記問題をどのように解決すればよいかを考えました。

ボールを蹴ることが好きすぎて、仕事の合間だったり

電車乗ってる時だったり、


ですが、言ってしまえば明確な答えはありません。

あればとっくにFリーグのお偉いさんがやってます。


あえて解決策を言うならば、

「競技人口を増やし、フットサルを盛り上げること」です。

問題を洗い出した意味がないくらい、ざっくりした解ですね。


上記解決策は難しい問題です。

しかし、冒頭で熱く手短に説明した通り、フットサルは非常に面白いスポーツです。

それに気づいてさえもらえば、

もっとこのスポーツが盛り上がることは必至です。


フットサルが盛り上がらないから、いまいちサッカーも盛り上がらないとすら思っています。


なので、第三者ポジションのメリットを活かし、

色々試しながら、長期的な目線で、好き勝手発信しつつ、

「これだ」と思うものを模索できればいいかなと思っています。


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