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【2020年度4月版】おすすめのビデオ通話は?セキュリティほか注意すべき点と対応策まとめ

新型コロナウイルス、緊急事態宣言で在宅勤務、テレワークになり、『ビデオ通話』を使って、お仕事やミーティングをされている方も多いと思います。

そこで、今回の記事では3つのことを書いています。

①最初に、ひと足先に?『ビデオ通話』を使っていた筆者が『どのサービスが良いか』調べたことや、実際に使った、使っているサービスをご紹介します。

一方で多くの人が使っている『zoom』については『セキュリティの問題』が上がってきています。※これは『zoom』に限らず、他のサービスや『ビデオ通話』以外でもチェックが必要ですね。

②次に、『zoomのセキュリティのどこが問題なのか?』について、4つの問題点について、まとめておきます。

③最後に、では『zoom』は使えないのか?使わない方が良いのか?別の無料サービスを使えば大丈夫なのか?と言えば、そうでは無いと思いますので、2つ目で上げた、問題点についてのそれぞれの対策をお伝えします。

おすすめの『無料ビデオ通話』は?導入のしやすさは『whereby』が一番

まず最初はおすすめの『ビデオ通話』サービスについて。すでに使う『ビデオ通話』が決まっている方は読み飛ばしていただいてOKです。

筆者がこれまで実際に使ったことのある『ビデオ通話』は以下の通りです。

・LINEグループ通話
・Skype
・facebookのビデオ通話(Messenger)
・Googleハングアウト
・whereby
・zoom

まず、『ビデオ通話』について詳しく知りたいのであれば、下記あたりの記事を見ておらえれば大丈夫です。ステマ記事(特定の商品やサービスを紹介する記事)は除いてますので、『時短』になると思いますよ。

無料で使えるWeb・TV会議システム7選!ファイルの共有や録画も可能|Zoom、ハングアウトなど無料で使えるWeb会議ツールを7つご紹介します。テレビ会議との違いや、有料版と比べてどのような機能制限があるのかを押さえなferret-plus.com

で、例えばLINEやGoogleハングアウトだと、それぞれのアカウントが必要になりますよね。もう「LINEやGoogleのアカウント持ってない」という人の方は少ないかもしれませんが・・・。

結論から言うと筆者は『whereby』を使っています。

アカウント登録やアプリのインストールなく、"ブラウザで指定したURLにアクセスするだけ」"使えまるので『導入のしやすさ』で言えば最適解です。

ブラウザがあれば、パソコン、パッド、スマホ、なんでもOKです。

ネックは・・・

・英語サイトで、日本語での公式HPがない
・『Internet Explorer』など、一部のブラウザでは動作しない
・無料だとグループ通話は4名まで
・利用者が少なく?問題発生した時、検索してもなかなか出てこない
・接続が切れることがある(※筆者の通信環境のせいかもしれません)

実際に使ってみて、「接続が切れる」というのは、『ハングアウト』でもありました。

通信環境もあると思いますが、その後、facebookの『Messenger』では切れなかったので、少なくとも『接続安定性』については、『whereby』『ハングアウト』より『Messenger』や『zoom』の方が安定しているようです。

『zoom』が選ばれる理由は?

手軽さで言えば『whereby』に軍配が上がりますが、『whereeby』より『zoom』が優れている点は下記の通りです。

・接続が安定している
・100人まで同時接続可能
・グループ分けできる
・日本語ページがある

ただし『グループ通話』に関しては『40分』の時間制限があるので、注意です。すぐ『つなぎ直し』できますが。

他にも下記の理由もありますが、これらは『whereby』でもできます。

・録画できる
・画面共有できる

ということで『zoom』を使われている人も多いと思いますが、最近『セキュリティの脆弱性』について、騒がれ始めています。

ここからは、『zoom』で『いま、何が問題になっているのか?』と『その対策』について、書いていきます。

繰り返しになりますが『zoomに限らない話』になりますので、是非チェックしてくださいネ。

『zoom爆弾』ほか、『zoom』が指摘されている4つの問題点とは?

『zoom』はすでに、FBIが使用の注意喚起を行ったり、ニューヨークや台湾では実際に『使用禁止』にするところも出て来ています。

では、もう『zoomは使わない方が良いのか』と言えばそうではないと思います。

まず第一に、『他のサービスは安全か』といえば、一概に安全とは言えません。他のサービスでも『zoom』と同じように『セキュリティに問題がある』可能性があることは知っておく必要があります。気になる人は、事前にしっかり確認するなどして、サービスを選びましょう。

次に、具体的に、どういったことが問題視されているかを知ることが大事です。内容を知り、その対策を取れば、引き続き『zoomを使う』ことも選択できます。

さっそくですが、いま、『zoom』で指摘されている問題点は下記の通りです。

・会議に不審者が“乱入”して荒らす『zoom爆弾』
・暗号化に対する不信感
・『乗っ取り』の危険
・ユーザデータがfacebookに送られる?

対応も含めて以下記事が最も参考になります。

zoomの問題点に対する対策。zoom以外でも役立つセキュリティのお話

ひとつひとつ対策を含めて、具体的に見て行きましょう。

①会議に不審者が“乱入”して荒らす『zoom爆弾』

『zoom』に限らずですが、『URL』を伝えて『ビデオ通話』を行うので、『URL』を知れば、関係のない人も『ビデオ通話』に入ってくることができます。

『住所』が特定されれば、『来て欲しくない人』も来てしまうのと同じことですね。

『ビデオ通話』に入って来て、不愉快な発言をするなど場を乱したり、酷い場合はポルノ画像を表示したりします。

対策としては、

・プライベートな会議を使用する(パスワードを要求する。または待合室機能を使って参加者を制限する)
・会議室のURLをSNSなどで広く公開しない
・画面共有機能はホストのみで機能させる
・常に最新のアプリケーションを使っているかどうかを確認する

などです。

②暗号化に対する不信感

本来は『エンドツーエンド』つまりビデオ通話している二者間で行われるべき『暗号化』がされておらず、『Zoom社』の暗号化をしていたため、(技術的には)Zoom者が複合化できる状態でした。

対策としては

2020年1月、Zoomはソフトウェアを更新したので、更新したバージョンを使う

ということです。2020年1月以降に『zoom』を使っている人であれば、この対策は不要かもしれませんが、『zoom』に限らず、

常に最新のアプリケーションを使っているかどうかを確認する

のは大事です。ただアップデートすることで不具合が発生する場合もありますので、『何のためのアップデートか』を確認して、必要のないアップデートは行わない、少しの間(不具合が出ないか、他の使用者の)様子を見る、というのもテクニックです。

③『乗っ取り』の危険

これも『zoom』に限らず、インターネットに接続するサービス、ツール、アプリで気を付けた方が良いことですが・・・

ZoomのWindows版クライアントのチャット機能に、UNC(Universal Naming Convention)パスの処理に関する脆弱性が存在することが確認されている。

これは、サイバー攻撃者が準備した悪意の有るハイパーリンクをクリックすると、Windowsの認証情報を盗まれたり、任意の実行可能ファイルを起動されることが可能になる。

要は悪い奴が「IDとパスワードを入力してください」みたいな画面を差し込んできて、ログイン情報を盗んだり、変なファイルを実行させたりしようとする、ということです。

これも対策としては②の『アップデート』で大丈夫です。

Zoomクライアント 4.6.9にアップデートすることでこの問題は解消できる

あとは、

いつもと画面や操作、流れが違う。など、不審な点を感じたら、使用を中断して、ググる(検索して調べる)

といった習慣も大切です。

④ユーザデータがfacebookに送られる?

『zoom』は、ユーザーの承諾を得ずにユーザーの情報(接続している都市とタイムゾーン、Zoomユーザーが使用している電話会社情報等)をFacebookに送信している

として、集団訴訟を起こされています。

これについては、『今は情報送信していない』か、まではわかりませんでした。どうしても気になる人は使用を控えましょう。

②の暗号化についてもそうですが、『悪意のないセキュリティの脆弱性』に関してはある程度仕方がないとしても、セキュリティに対する企業の姿勢については、いま、『Zoom社』は厳しく見られているところですね。

シリコンバレーでは、

「Zoomの使用はやめて、グーグルのハングアウト(Hangout)や、シスコのウェベックス(Webex)などを使うべき。Zoomはこれでビジネスを失うかもしれない。セキュリティ対策をおろそかにするからだ」

と、手厳しいです。

下記の記事もご参考まで。

ビデオ通話システムは誰でもつくれる?

プログラマー、システムエンジニアをやっている観点で言うと、下記ページを見ればわかるように、ビデオ通話のシステムと言うのは、いまや、『誰でも作れる』状態にあります。

プログラミングの知識が無いと、読んでみても「なんのこっちゃ!」かもしれませんが、『そういう状況にある』ことは知っておいていただければ・・・と思います。※手前味噌ですが、ここまで書けている(調べている)記事は無いかと思います。

もう3度目以上になるかもしれませんが、これは『zoom』や『ビデオ通話』に限った話ではありません!

頭の片隅にでも入れておいていただけると、パソコンへの不正アクセスや、パスワードを盗まれる危険性を大幅に下げることができると思います。

やってみてわかった!Web会議、ビデオミーティングのコツ

最後に、『ビデオミーティング』をするうえでのコツなどが下記のページにまとめられていて、おすすめなので紹介します。

「開始時間に余裕を持たせておく」「いつでも「聞こえない」「よくわからない」と言えること」など、やってみると必ず直面する問題点に事前に気づけると思います。




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