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簡単が故に簡単

「今日ぐらいはいいだろう」
そんな言葉がよぎるときがある。継続を相手にしたとき、日々の突発的なできごとは必ず邪魔をしてくる。「続ければいいというものか」と聞かれれば、きっとそんなことはないと思うのだけれど、「続けることさえできずに一体何ができるのか」と考えてしまう。たとえおもしろくなくとも、だれが見てなくとも、たったひとり、自分の満足だったとしても、続けることから始めるというスタイルもあるのだと思う。それがなかなかむつかしい。なかなかできるもんじゃない。めちゃくちゃ簡単そうに感じるけれど、簡単が故に「続けない」という選択もまた簡単なのだと思う。それくらい続けられないことばかりなのだ。
 続けることにこだわる。おもしろさはそのあとにやってくると信じたい。いや、きっとやってこない。自分がどこからか連れてこない限り、やってこない。だからこそ、おもしろさをどこぞから連れてくるためにまずは続けるのだ。

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