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Instagramを学ぶ! その3

さて第3回の今回は、Instagramのビジネス運用についてお届けする。 
Instagramの特徴は前回の内容でも紹介したが、なんといってもコミュニティをつくれるということが大きな特徴としてある。同じ地域や同じライフスタイルなどから、ママさん同士のコミュニティもあれば、料理に関心がある人たちと繋がることでのコミュニティなど、様々なジャンルでコミュニティをつくることができる。

【目次】
□単発広告と永続広告
□プッシュ広告とプル広告
□運用方法
 ・構造理解
 ・プロフィール
 ・コンテンツ
 ・ハッシュタグ

□単発広告と永続広告

さて、このコミュニティの要素と合わせて、Instagramは広告の要素も持ち合わせている。そして広告には、大きく分けて単発広告永続広告の2種類がある。

広告種類.002

単発広告とは新しいキャンペーン商品を打ち出すとき、何かを宣伝したいときに、手間とコストをかけて行う広告である。たとえば、ホットペッパーは掲載費を払っているときは集客できるが、掲載費を止めると大抵の場合、集客できなくなる。(キーワードの練り方や写真の見せ方、メニューの打ち出し方などで集客することは十分可能)

一方、永続広告とは、お金をかけることなく(むしろユーザーがお金を払う場合もある)永続的にリーチ(見せること)ができる広告だ。価値は単発広告よりも高いが、難易度が非常に高い。
その永続広告の中で、もっとも簡単な位置にあるのが、SNSのマーケティング手法である。SNSであれば、自分をフォローしてくれた人には継続してリーチができる。その中でもっともハードルが低いのが、Instagramである。

□プッシュ広告とプル広告

そして、永続広告も2つの種類に分かれる。プッシュ広告プル広告だ。プッシュ広告はその名の通り、こちらから「見て!登録して!」と営業する広告のことである。お店に行った時に「LINE@登録してね」というのがまさにプッシュ広告の一つになる。しかし、このプッシュ広告は効率的ではない。
なぜなら、「プッシュ」というのは迷惑行為なのだ。人間というのは「見てね!」と押されるとよっぽどのことがない限り見ない。そして、その迷惑行為をやり続けていることがディスブランディング(マイナス効果)になっている。
反対にプル広告は、相手が見に来てくれる広告である。
Instagramであれば自分が投稿することに対して、相手が見に来てくれる。それによって、継続的に認知の獲得ができる。ここがInstagramの特徴である。

そして、Instagramは教育広告でもある。お客さんは知りたがりで面倒くさがりだ。そのブランドをだれが作っているか、どういう想いでつくっているか。それを知りたいけれど、調べるのが面倒くさいと思っている。ただ、興味を持って知ってくれれば、ファンになってくれるのが人間である。
そのために、情報を継続的に発信することが必要なのだ。継続的な情報発信がファンをつくるためにはもっとも大切なことである。

□運用方法

【運用方法】
・構造理解
・プロフィール
・コンテンツ
・ハッシュタグ

・構造理解
大切なのはオフィシャルではなく、個人を強めることが重要である。だから、いくらお店のアカウントをつくって頑張って運用しようとしても難しい。なぜなら、いつの時代も人はその人のライフスタイルに興味があり、「人のアカウント」に集まるからだ。

・プロフィール
プロフィールでの平均離脱率は74%と言われている。画面をスクロールもせずに、プロフィール画面を見ただけで離脱してしまう。
まずはアイコンを自分の写真にする必要がある。会社のロゴも、遠くに人が写っているのもNGだ。
プロフィール内容は5秒以内に読めるものにする。長い文章ではなく、段落で分けて、短くわかりやすい内容にすることが大切だ。ちなみに、プロフィールを開いたときに表示されるのは4行までである。そのため、まずはその4行にどれだけ自分の情報をまとめられるかが重要になる。

【プロフィール情報例】
・出身地
・年齢
・仕事
・趣味や特技などPRしたいこと

・コンテンツ
画像の投稿は、まず色味を統一感ある画像にすることが大切と言われている。

画像2

(THE Marketingさんより引用 https://the-marketing.jp/1048/)

写真の色味を統一感あるように投稿していくことで、ただキレイというだけでなく、どんなことを投稿しているのか、わかりやすくなるのだ。

そして、写真を撮る時は6歩バックして全体をおさめるように撮影することも重要である。前述したように、Instagramはライフスタイルを見せるということが肝になる。商品や食べ物だけでなく、そのまわりの背景や生活感など、人間味あふれる投稿をしていく。あわせて、誰が運用しているのかを見せるために、6歩バックして人の顔も映していくほうがいい。そうして、訪れた人を惹きつけられるように、意識して投稿する。

投稿文は、幸福感のある投稿、知識が取れる投稿、努力しているところがみえる投稿にしていく。読んだ人が元気になったり、前向きな刺激を受ける内容を投稿することで、常にポジティブな印象をあたえていくのだ。

・ハッシュタグ

ハッシュタグは最低5から最大15くらいまでにすることが適当と言われている。少なすぎても意味がなくなってしまうし、多すぎると今度はスパム系だとInstagramに認識されてしまう可能性があるからだ。

その上で、ハッシュタグには、多くのユーザーに投稿されているビッグワード、まあまあ投稿されているミドルワード、投稿数の少ないスモールワードがある。

たとえば、「カフェ」がビッグワード、「青山カフェ」がミドルワード、「具体的なカフェ名」がスモールワードになる。
ビッグワードは多くのユーザーに利用されているハッシュタグだが、業界全体を表すようなハッシュタグが多く、具体性に欠ける。上記の場合だと、「カフェ好きユーザー」にリーチはできても、「青山でカフェを探しているユーザー」や「そのカフェが気になっているユーザー」にはリーチできない。

一方、ミドルワード・スモールワードは、より具体的なハッシュタグとなるため、その情報に関心のあるユーザーが検索している可能性が高いハッシュタグと考えられる。

ビッグワードのハッシュタグより投稿数は少なくても、ブランド名や商品名、店名などのミドルワード・スモールワードのハッシュタグを入れることは重要である。

また、Instagramのアルゴリズムから、2個は同じキーワードを重ねるようにすると、そのカテゴリーに分けてくれる。
#旅 #旅行や 、#朝ラン #ランニングなど 、カテゴリーを意識した投稿をしていく。

以上がInstagramを運用していく上での基礎的な内容になる。最後に、投稿する上で絶対にNGなのは、ビジネス感の出る投稿だ。商品やお店をあからさまに営業するような投稿はフォロワーを減らすだけである。あくまでライフスタイルを意識したポジティブな投稿を継続していくことが重要なのだ。

つづく!

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