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みんな、ただ、生きてる(笑)

これ、私が辿り着いた、世界一地味でつまらない真理かもしれない

ここ数日間、私を悩まし続けた、まとわりつく質感

昨日の朝もそれに襲われた

そして私はパニックだった

知り合いにそのまとわりの元をシェアし、意見を求めた

そこから、LINEでの深掘りプロセスが始まった

その人は私がまとわりを感じる言葉を「これ、言ってみて」と告げてくれる

私はその言葉を、ただ口にする

言葉によって、異なる質感と異なる強さの身体感覚が立ち昇ってくる

嫌だ、気持ち悪い、逃げ出したい

そういう感覚

私は、自分に依存してくる人間が苦手だ

同調を求めてくる集団が苦手だ

巻き込まれて、呑み込まれて、自分が自分でなくなりそうで、自分がいなくなりそうで、怖くなる

そういう人や集団が放つまとわり感

そのまとわり感は私を下から襲ってきて、私の全身を飲み込んでくる

そして私はパニックを起こし、逃げ出したくなる

ただ、その人と共に言葉が生み出す質感とただいることで、私はそのまとわりとまた別の関係性を見出す

合言葉はそう、昨日授かった、「なんでもいいんだよ」

「なんでもいいんだよ。人間なんだから。生きているんだから。」

その言葉と共に、ただその不快な質感と共にいる

むしろ全て、委ね、捧げてしまう

自分をその質感と馴染ませる

そしてその質感を、徐々に、身体の下の方に下げていく

下腹部の方へ、流すように、ゆっくりと

そして下腹部でそれを包み込む時、

ふと私には謎に、笑いが込み上げてくる(笑)

「なーんだ笑。みんな、人間なんじゃん笑。生きてるだけじゃん笑。なんでもいいんじゃん笑」

それは声をあげて笑ってしまうほどの、

みんな生きてる(笑)

という感覚。

頭での理解ではない。頭の理解では当たり前すぎること。

この当たり前の事実が初めて、腹落ちした。

いやー、拍子抜け

超越もなく、善悪もなく、完璧もなく、救いもなく、束縛もなく

ただ、生きている(笑)

えー、ほんと、やることないんですけど(笑)

なんで生きてんの?(笑)

「なんで生きてんの?」という自問は、ずっと私にとって、虚無的で、焦燥的で、暗く重い自問だった

でもなぜかその質感が変わった

それは、カラッとしていて、朗らかで、軽い、吹き抜けるそよ風のように、しかもどこか面白くなってしまう、そんな

なんで生きてんの?(笑)

なのだ。

それは理由もない。目的もない。達成する何かもない。解決すべき問題も、創造すべき何かもない。何もない。

全ては、ただ生きている。ただ、それはそれとして回っている。ほんと、それだけなんじゃん(笑)

あらゆる人は全体の一部で、あらゆる集団も全体の一部で、あらゆる教えも価値観も全体の一部で、

それは相互連関しながら、ただそれぞれの生を営んでいる。

えー、ほんと、それだけじゃん(笑)

何をあんなに難しく考えてたんだろう。おれは何をあんなに求めてたんだろう。何をあんなに知りたがってたんだろう。

知るべきことなんて何もなかった(笑)

これは私が辿り着いた、世界一地味でつまらない真理です。

みんな、ただ、生きている(笑)

ほんと、それだけ。

ここに辿り着かせてくれた、全てに感謝

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