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息子が不登校して2カ月「今の状態は必要なんだ」という確信を母が欲する理由

 ペンネーム・リンクさんの息子さんは、優等生だったのに、中学2年のあるとき突然学校へ行けなくなったと言います。それから2カ月。リンクさんは「今の状態は息子にとって必要なプロセスなのだ」という確信が欲しいと言います。親の本音を書いていただきました。(リレー連載「私の子が不登校になって」第7回)※写真はお気にいりのネコの置物

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 現在中学2年生の息子は勉強が得意な優等生でした。しかし今年の春休みから塾を休み始めました。4月からは学校の宿題ができなくなって、提出物も出せなくなりました。ペンを持つことすらできないんです。まるでアスリートのイップスのような状態でした。そして、ゴールデンウィーク明けからは完全不登校になりました。

 まさかうちの子が、と思いましたが、すこし休んで元気になれば、また通えるようになると思いました。無理強いさせるのはよくないだろうと、登校の強制はせず、「勉強しなさい」とも言いませんでした。

 でも、息子はなかなか元気になりません。朝ごはんも手をつけられない毎日です。

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