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「学校とフリースクールの併用がベスト」居場所支援者が語る理由

 フリースクールや子ども食堂など、家庭と学校以外の「第三の居場所」に注目が集まっています。しかし子どもがどういう状態になったら利用すればよいのか、親御さんにはわからないことも多いもの。不登校支援に携わる土橋優平さんは「第三の居場所は学校と併用するのもよい」と言います。土橋さん流、第三の居場所のススメを書いていただきました。(連載「出張版 お母さんのほけんしつ」第21回)※写真は土橋優平さん

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 夏休みが明けました。ゴールデンウィークや夏休みなど長期休暇明けに不登校になる子どもは急増します。親御さんとしては学校へ行けるようにと日々の声かけや生活を整えてあげるなど試行錯誤されるでしょう。お子さんの不登校が長く続いているご家庭でも、親御さんの頭のどこかに「夏休み明け、学校行ってくれないかな」といった考えが浮かんでいるのではないかと思います。私は今回、学校だけでなく、フリースクールなどの外の場所を利用することを早めに検討してみませんか、という提案をしたいと思います。

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