見出し画像

「不登校当事者の声を行政へ届ける」NPO法人が保護者、不登校経験者、現役不登校の子どもを対象にしたWEBアンケート調査を開始

 NPO法人「多様な学びプロジェクト」が10月6日より、「不登校の子どもと保護者、不登校経験者の実態とニーズ調査」を開始した。

 不登校児童生徒数がおよそ30万人と過去最多となるなか、不登校にかかわる施策に当事者の声が反映されるよう、不登校当事者の実態やニーズの把握を目的に実施される。

 本調査の対象となるのは、保護者、不登校経験者(19歳以上)、現役の不登校の子ども(18歳以下)の三者だ。不登校のきっかけや期間などについて、オンライン上の専用ページから回答できる。11月1日現在、保護者1009名、不登校経験者264名、現在不登校の子ども91名、が回答をしているという。本調査の結果は、来年1月に文科省が開くシンポジウムなどでも報告される予定。

 また本調査には、「不登校に関する調査研究協力者会議」の委員を務める伊藤美奈子・奈良女子大学教授や、文部科学省の「いじめ対策・不登校支援等推進事業」において、「フリースクール等の支援のあり方に関する調査研究」を行なった加瀬進・東京学芸大学教授などの専門家が調査協力者に名を連ねている。本調査の回答期限は、12月31日まで。

不登校の子どもと保護者、不登校経験者の実態とニーズ調査

対 象 保護者、不登校経験者、不登校やさみだれ登校のこども
期 間 2023年10月6日~12月31日
方 法 インターネット調査、面接調査
主 催 多様な学びプロジェクト
詳 細 https://www.tayounamanabi.com/research2023

ここから先は

0字
こちらのマガジンを購読すると、月2回不登校に関するインタビューやコラム、最新ニュースなどを読むことができます。

『不登校新聞』note版

¥900 / 月 初月無料

日本で唯一の不登校専門紙です。創刊前年の夏休み明け前後に発生した中学生の自殺等をきっかけに、「学校に行くか死ぬかしないという状況を変えたい…