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「家でも学べる」は本当ですか 不登校6年目の母親の本音

 「家でも学べると言うけれど、本当ですか?」ふうさんの息子さんは保育園から行き渋り、今年小学校を卒業しました。「今では息子の成長を感じる」と言う、ふうさんですが、それでも葛藤はあると言います。家で子ども見守る親の本音を書いていただきました。(リレー連載「私の子が不登校になって」第3回)※写真は公園で遊ぶ息子さん

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 息子は保育園の年長から行き渋りが始まり、しだいに身体症状(頭痛、喘息)と自傷(自分の頭を叩く)が出るようになりました。児童精神科を受診し発達障害と診断され、これまで過剰適応してすごしていたことがわかりました。

 しかし登園できないということは、私が勤務できなくなるということ。とても困りました。また、私が働いていたために愛着形成がうまくいかなかったのではないか、と自責の念でいっぱいでした。

 初めのころは泣きさけぶ息子をムリやり車に乗せて行き、園の先生に「お願いします」と渡していました。

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