「ひきこもりから最初の一歩を踏み出す」ひきこもり経験者が語る大事なこと
ひきこもり時給2000円。なんとも不思議なタイトルの本が出版されました。著者は、岡本圭太さん。ひきこもり経験者として、若者の就労支援施設の相談員を約20年続けるなかで、岡本さんが執筆してきたエッセイをひとまとめにした本書を紹介します(※画像は『ひきこもり時給2000円』岡本圭太 著)。
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就活に失敗し、22歳から約3年間ひきこもった経験がある岡本圭太さん。30歳のときに若者の就労支援施設の相談員として働き始めるかたわら、自身の経験をふまえ、ひきこもりをテーマにした執筆活動を続けてきた岡本さんは以前、本紙でも連載を書いていただいていました。それに加え、他誌への寄稿などをまとめた1冊をご紹介します。
本書の内容は多岐に渡ります。岡本さんがひきこもったきっかけ、医療との関わり、親との関係のほか、働き始めたときのことなど、ひきこもり経験者の気持ちをていねいにまとめたエッセイ集となっています。
ひきこもっていた3年間、毎日死ぬことばかり考えていたという岡本さんが、ひきこもりを脱したきっかけは何か。
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