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【僕自身が感じたスペインのサッカーの仕組み】


今日はスペインに3年間住んで感じたスペインサッカーの凄さを伝えたいと思います。

では、早速話していきましょう。

まずはじめに、スペインサッカーは育成の組織がしっかりとしているということ。

スペインでは、小学生の低学年から1年間を通して行われるリーグ戦の組織が整っています。

小学生年代からプロまでしっかりとリーグ戦の環境が整っている国はスペインぐらいなんじゃないかなと思います。

そして、驚くべきところはクラブチームの数です。

スペインでは、日本のように部活動というものはなく、サッカーチームは全てクラブチームです。

各クラブ小学生年代からトップチーム(アマチュア)(プロ)(セミプロ)まであります。

では、少し話を脱線しますが、スペインの年代の振り分けを皆さんにご紹介します。

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上記の表がスペインの年代の分け方です。

もう少し詳しく説明すると

・Prebenjamin (プレベンハミン)は7歳〜8歳 (2年間)

・Benjamin (ベンハミン)は9歳〜10歳 (2年間)

・Alevin  (アレビン)は11歳〜12歳 (2年間)

・Infantil  (インファンティル)は13歳〜14歳 (2年間)

・Cadete  (カデテ)は15歳〜16歳 (2年間)

・Juvenil  (フベニール)は17歳〜19歳 (3年間)

上の表がスペインの年代分けです。

高校生年代までは、各世代2年間ずつで振り分けられています。

街クラブの場合、各世代4チームずつくらいあり、ABCDでチームを分けます。

Aチームはそのクラブで優秀な選手たちがプレーします。

BとCは1年目の優秀な選手たちと2年目の選手たちがプレーします。

Dチームは次のシーズンにBかCチームにあげるための育成メインのチームです。

Dチームの選手は1年目のシーズンはモチベーションを保つことが難しいグループなので、指導者は辛抱強く指揮をとる必要があります。

僕も2シーズンに渡りDチームを指導していましたが、チームが指導し始めた時に、選手たちはモチベーションも低く、ほとんどの選手は僕らの話をあまり聞かない状態からスタートさせました。

そこで、僕らは一生懸命、選手たちに本気で向き合いました。

すると、日に日に選手たちは僕らの指導により聞く耳を持ってくれるようになりました。

やはり、諦めずに情熱を持って何事もやることが大事だと感じました。

話が少し脱線しましたが、

サッカー大国であるスペインは育成年代からプロと同様に1年間を通したリーグ戦環境が仕組み化されています。

そのような環境の仕組み化がスペインのサッカーレベルを上げているのかなと思います。

これからも現地の情報や感じたことをお伝えしていきます。

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