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【XYのふたりごとVol.9:コロナの後の世界を勝手に妄想してみない?】

 みなさま、こんばんは。本日も「XYのふたりごと」へお越しいただきありがとうございます。緊急事態宣言が解除されるか否か、いよいよ明日決定されるとか。個人的には自粛生活にも慣れてきて、解除後もすぐに前の生活のように元通りになるとは思えず、もういつでもいいや〜な境地に入ってしまっています。(笑)

 アルバージェの20AWコレクション企画も本格的に始動し始め、アルジェッソの新作リリースも決定した流れで、早速自粛が明けた後の世界へ思いを巡らせる日々。ユーザーのみなさんの気持ちはどんな風に変化しているだろうか?生活様式の変化によって下着の概念は変わるだろうか?ライフスタイルが変わった人はいるだろうか?いるとしたらどんな風に変わっただろう?人々の経済活動はどのように変化するのだろう?などなど。いろんなことを想定しながら、気になる記事やエピソードを共有しつつブレストを行う日々。

 というわけで本日は、アフターコロナ・withコロナの世界を想像しながらブレストした一コマをお届けいたします。


◆ コロナがきっかけで、世界がひとつになっちゃう?

せいな:生活様式の変化によって、全世界で文化が変わりそうな気がするけど、逆に世界が一律して同じ文化になる可能性もあるなと思った。例えば、マスクを普段から着用する文化って日本特有のものだったけど、海外でも当たり前になりつつある。
めぐみ:欧米特有の土足文化も失われつつあるって噂聞きました。日本みたいに、玄関で靴を脱いで屋内と屋外の仕切りをつける生活を防疫の観点で始めた人が多いらしい。

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せいな:靴で中にウィルス持ち込むって言いますもんね。
めぐみ:うん。日本人では当たり前の事だけどね。定かではないけど、仏教の本かなんかで読んだ覚えがあるけれど、外からの泥を落とす=外の悪い気を落とす意味があって、家の中に悪い気を持ち込まないための所作なんだって。防疫の観点で生まれた文化ではないけれど、先人たちの知恵の一つだったんだな、と感じた。
せいな:なるほどね。でもそうやって海外の人が日本の文化を生活様式に取り入れたり、逆に私たちも海外に習って取り入れた生活様式があったりで文化が一律化されていくような気もするよね。
めぐみ:全世界のコロナパンデミックによって、1回人類の価値観をザザザーッと流されちゃった感じあるよね。ゼロにされたとまでは言わないけど。
せいな:今まで価値があると思っていたことが幻想だったと気付かされちゃった、、みたいなね。
めぐみ:そうだね。価値観150度くらいはひっくり返ったかも。(笑)
せいな:でも、さっきの文化の一律化って話になると、プラスな面もあるよね。単純に考えれば、マーケットが一気に広がるジャンルもあるはず。裸足で生活する人が増えれば、日本人にとっては当たり前のグッズが売れるのかもしれない。
めぐみ:なるほど。裸足で部屋の中を歩き回るから清潔に保つために、クイックルワイパーとか?(笑)
せいな:そうそうそういうこと。ま、フローリングシート的なものは文化としてすでにあると思うけど。(笑)
めぐみ:そっか。なんか変な話になっちゃうけど、都市伝説の関暁夫さんとか世界の垣根がなくなるってなんどもYoutubeで言ってた。(笑)
せいな:都市伝説。(笑)でも、あながち間違ってないかもですね。私もそう思うもん。


◆ 学校・教室のオンライン化

せいな:教育業界のことはよくわからないのだけれど、ふたりごとだから勝手に語らせてもらうということを前提に言うと、今までの日本の教育って学校という制度の中に入ってそこの中で、並列化されていく個性みたいな世界だったじゃない。だから飛び抜けた個性が芽生えづらかった。そんな世界で生きるのが苦しかったタイプの私からすると、コロナのおかげでもしオンライン教育が一般化されたら、引きこもりや登校拒否の子たちが生きやすくなるんじゃないかなって思った。
めぐみ:うんうん。なんか私もいくつかそういう記事を読んで思ったけど、日本が進めようとしていたのって、オンライン教育ではあるんだけど、学校そのもののオンライン化なんだって。つまり「教室の中のIT化」ということらしくて、学校という場所で教育は受けるんだけど、教えてくれる先生が国外かもしれないし、教室という限られた世界からもっと広い価値観の教育が受けられるということらしいの。それはとっても素敵だなと思った。コロナのおかげでスピード感を持って国や行政がここに取り組むことになるだろうから、もし実現すれば、なんらかの事情で学校に行けない子たちが他の生徒と同じ授業を受けられるということにもなるし、プラス要素多いなって思った。9月入学の話とかは一旦おいといて・・・。

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せいな:うん、つまり高度な授業が受けられるってことだね。
めぐみ:そう。私の小学生・中学生の頃の記憶だと、担任の先生によってクラスの風土や偏差値が違ったイメージがあるんだよね。国語の先生のクラスだとクラスの決まりごとに「毎日漢字を一文字学ぼう!」みたいなのがあったり、算数の先生のクラスでは帰りの会で九九を言わされたり。(笑)あと、謎に担任の先生のテーマソングみたいなのがあってクラス全員で歌わされてたクラスまであった。誰得だよっていう。(笑)土曜日登校もあったりなかったりの世代なもんである種の教育格差が生まれていた時代だったから、教室のIT化によってもっと広い価値観で平等に教育が受けられる時代ってのは羨ましいよね。
せいな:うん。私は地獄の日々だった記憶しかないからそういう学校が増えて欲しいと思う。(笑)



◆ コロナ後の世界とマインドフルネス

めぐみ:もうコロナ前の世界に戻ることはないよね。
せいな:うん。ないよ〜。だってみんな気付いちゃったし。(笑)
めぐみ:気付いちゃった?
せいな:うん。リモートワークによって出勤ストレスがいかに毎日あったかとか、ハンコ文化のこととか、無駄なものや持ちつ持たれつ、惰性で続いていた前時代的な文化に対しての抵抗感みたいなものに、ちゃんと気付いちゃったっていうか。
めぐみ:あー、そうだね。
せいな:自粛によって自分とちゃんと向き合う時間が持てた人たちは絶対に何かに気づいたはずだよね。忙しなく生きていると見落としがちな人生の本質みたいなところ。
めぐみマインドフルネスの世界ね。(笑)
せいな:やっぱマインドフルネスなんだよね。そっちなんだよな〜。
めぐみ:なんか最近、知り合いの投資家さんとチャットで話す機会があって聞いたけど、今はマインドフルネス系の事業がアツいらしく、世界的に見てもマインドフルネスやウェルネス事業のユニコーン企業が増えてるんだって。その流れでコロナが起きたのが、語弊恐れずに言えば、タイミングが良い。今になってなんかいろいろ納得いく。(笑)
せいな:うんうん。やっぱ身体が資本ていうじゃないですか。そこにマインドも密接に関わってるもんね。
めぐみ:心が病むと身体が病むし、身体が病むと心が病むしね。
せいな:そう。心身ともに健康であること、ってよく言ったものだよね。それがコロナ後の世界は人類の最優先事項になっていく気がする。
めぐみ:うんうん。
せいな:だから、マインドが整うような商品とか、サービス・空間がこれから増えていきそう。「心地よさ」を提供できる企業やブランドに人気が自然と集まるような。だから満員電車がなくなるとかも大いにあり得る気がする。

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◆ マインドフルネス列車

めぐみ:とはいえ移動しなきゃいけない人もいるだろうから、この際「マインドフルネス列車」とか出してくれないかな。女性専用車両的な感じで「瞑想専用車両」があって、そこでは私語厳禁、携帯もいじるな、とにかく瞑想だ!みたいな。(笑)

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せいな:マ イ ン ド フ ル ネ ス 列 車 ! !(笑)
めぐみ:そしたらあえて通勤する人も増えるかもしれない。毎日のマインドフルネスの習慣の一つとして電車に乗る的な。私そしたら乗りたい。
せいな:今鉄道会社ヤバイだろうか面白いかもね。今後もしリモートワーカーが増えたら売り上げは下がるだろうから。その分、マインドフルネス車両は単価少し上げて。会社の交通費でマインドフルネスできるなら一石二鳥だ(笑)
めぐみ:それくらい振り切った試みしてくれないと、アフターコロナの世界、面白くないよね。(笑)



◆ アフターコロナのその先

せいな:最近、私も危機感を持たなきゃいけないなと思って、意識的にいろんなジャンルの情報をインプットしてるつもりなんだけど、コロナによって開いたパンドラの箱の中身によって変わった価値観のその次の匂いが欲しいんだよね。今はまだどういう方向に世界が変わるかわからないから。でも想像できていないとヤバイ気もするの。
めぐみ:完全同意。
せいな:だから、ひとまず次のコレクションについては下着という概念を取っ払ったものかなって。下着と外着の概念を今まで以上にあやふやにした感じ?
めぐみ:うん。いいね。まだわからないけど、このままリモートワークが続いたりオンライン会議が続くならば・・・と考えて純粋に自分にとってあったらいいなってこのあいだ話したようなアイテム(普段のチャットですでに共有済みの次回コレクションアイデア)とかハマってくるんじゃないかって思ってるよ。
せいな:そうだね。
めぐみ:とか言いながら、地震も増えてるし、コロナ禍で大地震って可能性もあるし。それどころじゃなくなることもあり得る。最悪だけど。
せいな:いや、本当にそれ。本当、読めない。想像できて1年後が限界だよね。
めぐみ:ま、そうだね。会社の資金繰りみたりすると1年後が想定できなきゃ毎月も見れないから無理やり想像してる感じだよね。
せいな:そうなんだよね、、
めぐみ:今までだったら、だいたい10年おきにいろんな進化が起きてたと思ってるんだけど、10年前後で進化してきた人類が、コロナによってテクノロジーの進化スピードも倫理観のアップデートも早まる気がして。そうなると、下手したら5年後には車が空飛んでるかもしれないし、遠距離の相手と同じ匂いを嗅いだり、同じ味覚を味わうこともできるようになってたりして・・・!?なんて大げさに考えてしまうんだよね。
せいな:なるほど。もう1年とか6ヶ月レベルかもね。もしかしたら車にみんな乗らなくなってるとかもあり得るね。こうなってくると本当になんでもあり得る気がしてくる。(笑)
めぐみ:かもね。アルバージェやアルジェッソのお客さんたちが今、どんな気持ちでいるのか。2ヶ月後、3ヶ月後にどんな気持ちでいるだろう?って本当に毎日想像してる。下着自体いらないって世界にもなり得る。
せいな:極論、「下着」にこだわって作る必要ないかなって思ってて。枠組みを外すって意味だけど、エッセンシャルか、クラシックなラインと完全特化型のアイテムと・・・って振り切っちゃってもいいのかなって。セックスのためだけのランジェリーとか、快適さを追求したランジェリーとか。身軽に生み出してく感覚。

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めぐみ:うんうん。でもそれなら、今までやってきたこととほぼ同じだよね。(笑)
せいな:まあ、そうだね。だから、その中でも今の時代の生活様式にブランドを最適化していくって感じ。今よりもっと柔軟に。
めぐみ:ふむふむ。もうアルバージェ=下着ブランドって呼ばないでくださいってくらいのね。半分アウターだと思って買ってくださいって言っちゃうレベル。
せいな:そうそう。アルバージェのお客様ならそういうイメージ感も違和感なく受け取ってもらえる気がする。とはいえ、オン・オフのスイッチの切り替えとなるようなものも逆に受け入れてもらえるのかもとも思うから今なんとも言えないけど。作りながら模索してくしかないかな。
めぐみ:そうね。VUCAの時にも話したけど、先が読めない今だからこそ求められる「反脆弱性」、VUCAの精神をより意識していきたいところだね。

(おわり)

<次回は6月3日(水)18:00更新予定>
【XYのふたりごとVol.10:アルバージェの過去コレクション、ぜーんぶ振り返ります!<前編>】

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