僕が娘の早期教育に取り組み始めたわけ
日本が劇的に変わる。
猛烈な変化の波が迫ってきている。
かわいい娘の育児記事をテーマとしているのに、固い感じの記事ばかりになってしまうが仕方ない。
最初は大きい枠を押さえておかないと、教育方針の設定を誤ってしまうのでここら辺は個人的に大事なことだと思っているので、チャチャっと見直しだけしておこう。
取りあえず、ここら辺の僕の考えはテキスト化していると時間がかかってしまうため、親として、個人的な仮説を立てて、マップ化してみた。
それがこの社会環境の変化マップ
これは、どのような変化が起こるのかを予想するものではなく、間違いなく変わってくると誰だって分かることに対して、どう備える?(どう教育プランを立てていく?)という視点で整理してみたもの。
マップとして僕がどう捉えているかは以下に説明しているのだけど、なんとなく上記の図だけ眺めていただければ意図が伝わるのではないか。
あくまで僕個人の仮説であり、僕個人としての娘の教育プランを練るための事前見解である。
まず、「社会環境を理解しておこう!」ということで、3つの柱にした。
・AI時代への突入
・労働環境の激変
・今と真逆?政治方針の刷新
上記の3つは個人がどうこうでなく、一番大きい社会での動きとなるため、誰も覆すことができない。政治面では、日本にいるどんな政治家でも、重鎮とされる方でも、まず変えることはできないだろう。
■ AI時代への突入
1:
業界変化・各種市場規模の変化
昨今ニュースでも取り扱われている業界変革(ドラックストアとスーパーの境界線が無くなったりなど)や、市場ドメインの変化(トヨタが自動車製造企業ではなくなる?)がおこってきている。
僕の娘が就職を考える時には、既に今の名だたる企業は半分くらいが合併などにより、違う名前になっているのではないだろうか?
2:
求められる生産性
今も、どの業界でも人手不足のため、一人当たりの生産性を高めるべくヒーヒー言っている。
決められた仕事をする人はもう「機械やシステムにお任せ」となるので、そういう人材はいらない社会に。
「どのように今の仕事が効率的になるか」とか、
「今とは別の枠組みで利益を出すにはどんな仕事に取り組めばよいか」
を自分で考えられる人でないと企業の中枢にはいけない。(これについては今もそうだが、さらにその傾向は中小企業まで広がってくる)
また、子供もそうだが、僕らも同様の波を受けるため、今から自分磨きに励みたい。
3:
新技術・デバイスの活用
直観的に操作できるようなデバイスが大半となる。難しい操作もいらないため、今の時代のように「お年寄りがスマホの使い方はよく分からない」みたいなことはなくなるだろう。
とても楽しみなことだが、これはシステムやネットにさらに支配されるということなので、上手く利用されているようで、個人の情報がどんどん抜き取られていくことにもつながる。
ただ、欧米や中国などから出る最新サービスは、人口が減少している日本市場に魅力を感じなくなっているので、意外と日本国内ではあまり進化無し。というパターンも十分にある。
4:
個のチカラ(スペシャリティ)の重要性
企業で働くにしても、あなたは結局何をできるんですか?会社に対して何をしてくれるんですか?という超実力社会へ。
安定的なお給料を得て、普通に生活をしていくにも、一芸を磨いておきたい。
AI時代系は、いろいろ上記のように書いてはみたものの、AI時代を論理的に考察すると「別に心配しなくてもいんじゃない?」って側面もある。
競争を好む人ばかりではないし、人によっては裕福になることが幸せなことということでもないし。
欧米や中国に比べて、日本はAIに対する投資が国として非常に少ないため、それらの変化スピードも遅いだろう。
つまり、日本国内のことだけ考えるのであれば、AI環境からの影響は少ないだろうと考えられるため、そんな心配しなくてもよいんではないかと思う。
ちなみに、僕は妻から、「愛情よりも金をくれ。」「私たち(私と子供)に必要なのは、希望よりもお給料」と呪文のように言われているため、そうはいかない。
僕自身も市場でいろいろな人と切磋琢磨していくようなアグレッシブな環境を好むこともあり、日本がどうであれ、海外の環境にも対応できるように娘にはなってもらいたいと考えている。
ということで、
ここでの結論は、「何かキラっと光る特技を身につけさせよう!」ってことになった。
■ 労働環境の激変
1:
移民増加
人口自体が少なくなってしまうのだから、
「国としての社会規模を小さくしていくか」
「移民を受け入れて今の規模を保っていくか」
のどちらかの選択肢しかない。
子供が増えれば良いという改善案もあるが、今の政治構造ではまず不可能。
とすると、今の政府の方針などを鑑みると、少なからず限定的に移民を受け入れていき、様子をみながら進んでいくんだろうと思う。
つまり日本語をそこまで話せなくて良いでしょ。っていうような外国人が増えてくる。
2:
外国語需要
ここは日本であるが、日本人以外が多く増えてしまうため外国語は必須。(子供だけでなく僕らもきっと今以上に必要に迫られる)
2-A、土台の日本語
外国語を勉強する前に土台の日本語がないと意味がない。
僕の考える日本語とは、「論理的思考力」的な側面が強い。
2-B、基本の英語
グローバルスタンダードは英語だから、ここは基本。
2-C、経済重視なら中国語
意外と英語より中国語を体得した方がスペシャリティが高いと思う。
英語を話せる人は多いけど、中国語を話せる日本人はかなり少ないから。
地理的にも欧米より中国の方が近い場所にあり、今もそうだがビジネスが簡易的に生まれやすい。
問題は教育ツール。
子供に中国語を学ばせようとすると、幼児教育用のツールもなければスクールもかなり少ない。僕はここを何とかしたいと模索中。
3:
マネジメント・コミュニケーション力
「言語を話す」だけなら、おそらく将来の翻訳デバイスに任せていれば問題ないように感じる。
ただ、友達を作っていろいろな経験を積んでいったり、ビジネスでも決まったことだけをやるのではなく、さまざまな人をまとめていくためにはコミュニケーション力が必要だ。
さらに、世界において差別があるのは大前提。
無くなることはまず無い。
だとすると、僕の娘も、国籍や性別、肌の色でもきっと直接的な差別を受けることになるだろう。そんな時の解釈の仕方やいなし方、その他の差別を受けた人へのサポートの仕方など知っておいた方がよいだろう。
ここら辺は素晴らしい先輩方が世の中には沢山いるので、時期がきたらそれらを学ぶきっかけをあげよう。
これは机でお勉強していっても見につかないので、さまざまな社会経験を積んでいかせる必要がある。
ということで、
労働環境の変化からの僕の教育方針としての結論としては、「国籍に関係なく、本当の友達や仲間を作り、助け合える環境を娘自身が作れるようしてあげよう!」となった。
■ 政治変化
1:
政治方針の変化(年寄り応援→若者支援)
娘が大人になった時(ここでいう大人とは30歳くらいかな)、今の政治方針は劇的に変化する。
民主主義である以上、政治は票集めゲーム。政党とは、票を集めてナンボであり、その数を集められるところだけが実権を握る。
そのため、今はお年寄りが多いからお年寄りのための施策が根幹とならざるおえない。
これが30年後、今のお年寄り達は政治家も含めていなくなっている。
票を集めるためには偏った年齢層だけに良い顔をしても票は集められなくなるため、今は考えられないほど若者向けの政治施策が劇的に増える。
ここから何が言えるかといえば、海外のように若者が積極的に政治参加するようになるということであり、その若者の中に超カリスマ性のあるリーダーが出現してくるだろうってこと。
映画みたいでちょっと楽しみ。
2:
法律改正
2-A、税率各種の上昇
消費税もどこまで上げてくるか予想できない。細かいことは分からないけど、日本人としての出費はきっと増える。
2-B、欧米式労働法への移行
現行の終身雇用を維持するのは難しい。とトヨタなどの大手が既に言いだしているため、日本式の雇用体系は欧米式に変化している。
つまり、「はい、おまえクビ!」ってすぐ言われるので、会社のブランドに頼らず、自分のスキルで勝負していけるようにしなければいけない。
2-C、手厚い小作り支援
お年寄りが少なくなるため、国の予算取り合いの際のお年寄り応援側の勢力が弱体化。小作り・子育て系の支援をバンバン出せるようになる。ちょっと先のことにはなるが、第3次ベビーブームの到来間違いなし。
(僕はその頃もちろんおじいちゃんだ)
3:
格差拡大
3-A、教育格差
今と同じ。教育レベルが高ければ所得が高い傾向が続く。その差は今以上。
もし、自分の子供がプロサッカー選手やプロ野球選手になりたい!となっても、親としてリスクテイクできる素養はしっかり学ばせておきたい。
どういうことかというと、海外で活躍するトップアスリートとなれるのはほんの一部。しかもスポーツであれば選手生命という年齢的な制約もある。
TVでは、スポーツを諦めた人がその後活躍しているといった姿をよく見るが、そうなるとは限らない。
スポーツだけをして、その他のアイデンティティを磨く重要性をおざなりにすると、「おれスポーツで食べていけないじゃん!」って困った時に挽回できない。
人生一発勝負ではなく、2度も3度も美味しいよ。だから今は辛いだろうけど、大丈夫。って感じでサポートしてあげたい。
なお、ちょっと脱線してしまうが、もし世界のトップアスリートにしたい!と本気で計画を立てるなら、幼児期から早期に取り組み、トップチームに入団させる前までには親自身が子供のことを「この子神童!」と呼ばれるまでには仕上げておきたい。
これは親がその経験者でなくても、本気で願うのであれば十分にできる。(詳しくは別の記事で投稿したい)
3-B、医療格差
日本の社会保障はもう維持できない。年金もらえない。なんて誰でも知ってること。
だから、医療についても今のアメリカのようになる可能性が高い。
お金がないと十分な医療が受けられない。歯医者になんかいったらいったいいくらかかるんだ!って感じ。どのくらい高いかは、いろんな人のブログを見てみるとよいだろう。
3-C、所得格差
お金は限られた場所に集中していくため、稼げる人とそうでない人の格差は今以上に広がる。
4:
外交変化
4-A、国力低下
日本って凄いよね!はもう終わり。
なんとなく、アジアの中で日本って優れているようにまだまだ感じてしまうけど、それは部分的なところであり、日本って別にすごくない。を受け入れないといけない。
TVではなぜか、「日本人って凄い系」の番組が沢山あるけど、もうお腹一杯。人種的にも閉鎖的なところがどこかあるから、なかなかその状態が自覚しにくい。
日本ブランドの競争力が低下していっているのは間違いない。将来も継続的に強いのは、「アニメ」などのコンテンツや「おもてなし的なサービス分野」か。ただ、世界ナンバーワンの信用力を持つ日本。(パスポートも最強!)勝負はしていける。何が自分の強みなのかを冷静にジャッジできるようにしたい。
4-B、中国の本格的な台頭
どう転んでも中国が今以上に台頭してくるのは間違いない。
あらゆる分野で中国人の影が存在してくることになる。日本のアイデンティティをしっかりと保つためにも、中国のことをもっと知る必要がある。
ここから辺から言えることは、これらの政治変化の切り換わり点は急に訪れるってこと。
その後の変化はとても早いだろうから、そこから準備していても間に合わないんじゃないか。って考えている。
結論、早期教育超重要!
ってことになりました。
また、お金の重要度が上ってくるため、僕自身もどうやって給料上げれば良いかを必死で考えなければならない。ってことも。
僕的にこれらを全てまとめると、
『日本の国としての将来は明るくない。今後の娘の人生選択の自由を勝ち取るためには、活躍できる環境・組織を自ら作り上げるチカラが必要だ』
となった。
変化はチャンス!
娘は小さく、ダディはこう思うけど、君はどう思う?というようなキャッチボールはまだできないが、シミュレーションをしているだけでも楽しい。
何歳になっても子育てって楽しいなー。
さぁ、そろそろ実践に移っていこうか。
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