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【詩】夕暮れの人質

やわらかな壁をよじ登ったら
天と地が真っ逆さまになってしまった
海のしっぽをつかまえたら
地球がまっぷたつに割れてしまった

どこへ行こうと気ままだけれど
夕焼け空が背中にくっついたまま
オレンジ色に心臓をわしづかまれて
わたしは夕暮れの人質になる

みじめな秋に囲まれてるよ
さみしさは置いてきた
昨日は遠い昔
どんな気持ちで歩いていこうか

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