【詩】まあご丁寧にエクスプレス
浮き輪の住所を知りませんかと、震えながら怯えながら、たずねる声はベージュの色して、新幹線でどこまでも、西へ西へとまっすぐに。
ちょうどいい眺めの部屋から、茶摘み屋さんが顔を出す、モンスーンと握手して、これふるさとのおみやげですと、かえるの紋や味噌ちからこぶ、びしょぬれながらもいただきました。
「週末は、まあご丁寧にエクスプレスで。」広告を見てやってきて、まあご丁寧にコミュニティ、その場かぎりにこんにちは、アクリル製の窓の外、どこまでいってもお茶畑。こんなに緑なのだから、緑焼けしてしまわないのかしら。
シートからはみ出してるし、お弁当を上手に食べられないモンスーン、めしつぶびっしりなんだけど、サイクロンだって鰯びっしり、ドアが閉まります。
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