見出し画像

【風水体験記#43】新築の設計は、その人の本性が現れる02

〈風水体験記と目次はこちら〉

前の記事の続きです
(前の記事01はこちら


こんにちは。常見多聞です。

前回は新築と家やオフィスならば、
一から設計出来るので、完璧な風水の建物を建てられるはずだという幻想を抱くパターンについてお話ししました。

今回は「かかあ天下」の夫婦関係の時、
なかなか新築の風水レイアウトが決まらなかったケースについて
私の体験談を書いていきます。


一度会って打ち合わせ


新築の風水鑑定の場合、間取りレイアウトを決めるのに、何度もやり取りをしますし、
私が中国伝統風水に基づくコメントをするので
一般に思われていれる風水とは次元が異なるので、
誤解を最初から解いておく必要があり
一旦お会いして、そのあたりの話をしっかりとします。

その時にお会いした夫婦は、ごく普通のご家庭の感じで、奥様がしっかりしていて、1人のお子さんにもいかにも教育ママという感じの接し方でした。

会話の節々に奥さんの方が強いんだな、というのをちょっと感じました。

ごく普通に打ち合わせは終わり、
図面が出来たら送ってください、と伝えました。


最初の図面に、現状が表象される


早速、図面が送られてきました。

レイアウトもそうですが、中国伝統風水の判断と合わせて心理作用的な面も汲み取ると、家族関係的なものや、このご家族がいまどのような状況ががわかります。

そういう人は、無意識にそういう風水を選ぶのです。


なるほど、こういう家族なんだな、と思いつつ

気になったのは、奥様が家事をするスペースがやたらと広く、吉方位を食いまくっていました。

やっぱり奥さんが強いのかな、と思いつつ
配置換えを提案しました。

この部屋はこの方位に、これはこの方位に
とコメントをつけて返事をしました。


夢の理想のマイホームという幻想


こちらがコメントした後に、手直しした図面が送られてきました。

私がコメントをしたことに対して、
どのような反応をするのか?も鑑定要素です。

私の連絡を直接とっているのは旦那さんの方ですが、奥様の意向でこうなりました、と一文が添えてありました。

つまり、旦那さんは、私がコメントしたことを反映しようとしたけど、
奥様の意向で一部却下になりましたと
旦那さんが板挟みになっていると、暗に私に示していました。

夢のマイホームということで、色々な思いが詰まっているのか伺えるのですが、
このまま建てても、風水をした意味がないくらい、凶を拾ってしまっているので
改めて指摘をしてお返事をしました。

何でもかんでも自分の好きなレイアウトにして、かつ風水でも吉、というのは、なかなか難しいわけです。

大金を手に入れても、全てが思い通りにいかないように、
風水という人生の運を司るものに対して
自分の要望だけを押し付けて、通そうとするのは、うまくいきません。

大風に向かって叫んでも、何も変わらず
その大風を追い風に変えるように、自分の希望とのすり合わせが必要なのです。

なんとか吉と言ってもらえないか?!


それでまた、新たな図面が送られてきました。

「これはいかがでしょうか?」

と、なんとかこれで吉と言ってもらえないか?!

という雰囲気をすごく感じました。

色々と変更はしても、
またわざわざ凶を拾っていて、
単に、表面だけ変えて、こちらが吉という確証を得たいだけ、だという感じで(笑)

とても言いづらいことですが、
繰り返し、これは凶です、と伝えました。

空気を読んで吉という、とかは絶対出来ないわけで、
それで家を建ててしまったら、一生お互いに後悔しますので。


結局、風水を導入せずに家を建てる


結局、そのまま連絡が来なくなりました。

自分の好きなように家を建てることと
中国伝統風水を取り入れることは
100%は一致しないことが多いですが
そこをうまくすり合わせて、winwinの状態に持っていくことは出来ます。

つまり、これは人間関係のコミュニケーションと同じで、
自分の意見を100%相手に押し付けることは出来ないけれども、
話し合うことで、お互いが納得するポイントを見つけることが大切です。

この奥様は、専業主婦で普段あっているのは旦那さんとお子さんです。
自分の意見やわがままが通用する相手とばかり接しているので

おそらく、こういった自分の欲望が通らないことに対する免疫力が弱く
わがままだけど弱いという状態だったと思います。

このような状態では、良い風水の家は建てられないことが多いです。

一旦、風水の情報に耳を傾けて、
その上で、自分の要望とどう融合するかを検討するような意識が大切ですが、
そのようにことが運ばない時もあります。

先ほども書きましたが、
大風に向かって叫んでも、何も変わらず
その大風を追い風に変えるように、自分の希望とのすり合わせが必要なのです。

太陽と北風のお話にも似ていますね。
(あの童話には、北風が勝つという続きもあるみたいですが)


引っ越してからおかしいと連絡が、、、


結局、私なノータッチのまま、
2年後くらいにまた連絡があり、

引っ越してからおかしい
ということで、見てみると、
あの時のまま改善されていないレイアウトの家の図面が目の前にありました、


一生住むマイホームを建てるのに
どういった方針で建てるのかは、人それぞれですが

中国伝統風水を取り入れれのならば、
そろ情報にコミットする気持ちが必要で
都合の良い箇所だけつまみ食いをしようとすると
結局、やっていないのと同じになることも多いです。

とりあえず、このシリーズは
あと1つくらいは書いてみようと思います。


では、また🫡


続きをよむ


風水コンサルティング見聞堂
風水大学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?