「第37回（2023年） 全日本DM大賞」 フュージョンの受賞作品のご紹介
こんにちは、クリエイティブチーム とみたです。
私たちフュージョン、そしてクリエイティブチームにとって大きなイベントのひとつが「全日本DM大賞」！
郵便局（日本郵便株式会社）が主催し、全国のダイレクトメールを表彰するアワードです。
フュージョンでは、この「全日本DM大賞」を10年以上連続で受賞中。
昨年2023年の第37回ではもっとも優秀なグランプリも受賞しました！
今年2024年の第38回も春頃に結果が出るかと思いますが、その前にぜひ、昨年受賞したフュージョンの作品たちをご紹介させてください！
【金賞グランプリ】 テンキーチョコで、上場企業の決算疲れをfreee！（freee様）
まずは昨年、最優秀だったfreee様のDMです！
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■目的：上場企業の経理部全員へ『freee』のサービス認知と導入推進
■ターゲット：上場企業の本決算業務を終えた経理責任者
■タイミング：決算業務が終了する頃（決算3ヶ月後）
■オファー：「テンキー」を模したチロルチョコ
■実施効果：フォローコールの際の受付突破率5倍以上、DM認知率50％超え
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BtoB DMでの新規リード獲得施策を考えるうえでよくある課題なのが、「いかに担当者までたどりつくか」、「購入までの期間、いかに記憶させるか」といった点。
日々、多くのDMが届く企業には、いかに他の郵便物に埋もれずに目を引くかが重要となります。
もともと個人事業主や中小企業向けと認知されることが多かったfreee様のソフト「freee会計」は、認知拡大・導入推進を目的にこちらの施策を実施されました。
結果、こちらのDMでは「受付突破率5倍以上、DM認知率50％超え」という高い実施効果を出しています。
本施策のマーケティングのコンセプトとしては、「大変な業務である決算業務が終わったタイミングで、上場企業の経理部部員たちをねぎらうチョコを送ることで、認知を高める」。
大胆かつシンプルで、誰でもすぐに意図が判り、印象に強く残るクリエイティブ。
たまにご来社の方にも現物をご紹介しますが、どんな方でもひと目見てすぐに「良いですね！」という反応がいただけます。このスピード感がDMには大事です。
クライアントやターゲットの解決すべき課題やバックグラウンド、それらをじっくりと調べ、かつクリエイティブとしては無駄なく一貫性あるメッセージとアイデア。
課題解決と自由なクリエイティブにこだわってきたフュージョンだからこそ生まれた、とても緻密でいてかつ大胆な作品だと思います。
【銀賞/審査委員特別賞 データドリブン部門】緻密なパーソナライズDMで、発送後の顧客行動に変化（アシックスジャパン様）
アシックスジャパン株式会社様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社様
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■目的：注文・上位商品への買い替え促進、WEBやモバイルへの誘導・休眠顧客の活性化・来年誘導
■ターゲット：自社ECサイトの非会員
■オファー：割引クーポン
■実施効果：ROI 前年比125％
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こちらは私も関わらせていただいた、アシックスウォーキングというシューズのブランドのDMです！
こちらは先ほどのチョコが入ったfreee様のDMのように箱型ではなく「圧着DM」という遥かに印刷コストが低いハガキですが、新規会員獲得が目標に対し152％など、高い実施効果を出しています。
成功の理由としては、まず店舗とECの顧客データを統合し、顧客分類・行動分析から育成シナリオを導き、会員未登録の顧客をセグメントを細かく設計し、さらにパーソナライズした二次元コードでアクセスを促し、さらに効果測定も実施した…という、デジタル連動が活用された緻密な設計があります。
その内容が評価され、審査委員特別賞（データドリブン部門）もいただきました！
クリエイティブも過去施策から一新しており、開発のこだわりを掲載して商品の魅力を伝えたり、顧客の年齢層に合わせて丁寧な会員登録方法を掲載するなど工夫しました！
【銅賞】F2転換率の改善に成功！直感刺激DM（ポーラ様）
最後は銅賞のポーラ様DMです！
こちらも私が関わった作品として紹介させていただきます！
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■目的：ブランドへの理解を促し、F2転換率を促進
■ターゲット：ECサイトで初めて購入いただいた方
■タイミング：商品消費するころである購入3ヶ月後
■オファー：DMが届いた方限定の割引キット
■実施効果：DM経由のF2転換率が約2倍に
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こちらのDM制作は、フュージョンのDM大賞事例を見て、当時F2転換率に課題を持っていたポーラEC担当者様がお問合せくださったのがきっかけで始まりました。
成功のきっかけは、顧客分析や美容部員へのヒアリングにより、F1層の顧客が「正しい使用方法で使えていなかったり、同商品に配合されている、当社独自のシワ改善有効成分に対しての理解が進んでいない」ということが判明したことを踏まえ、それらを解決すべく、圧着ハガキから封書への形態を変えた大幅なクリエイティブ変更を行ったことにあります。
また、DM発送のタイミングも、購入商品の消費サイクルに合わせたタイミングに変更しています。
クリエイティブについては、「ポーラのアイテムを初めて購入した方が、どうしたら再度購入してくださるか？」ということを真剣に考え、届いたときの特別感の演出や、またポーラアイテム初心者の方のことを考えて正しい使用方法を掲載してみたりなどたくさんのことをクライアント担当者様とフュージョンの案件チームでたくさん考え、完成までは何度も何度もクリエイティブを考え直しました。
企画立案のために、ポーラ様の商品についてたくさん調べましたが、知れば知るほどポーラ様の商品はこだわりがあって素晴らし、この魅力をいかに伝えるか考えるのはとても楽しかったです。
現在もこちらの施策は継続し、引き続きフュージョンにてサポートさせていただいています！
参考リンク：ポーラがF2転換率を約2倍に改善 親しみやすさを演出した“直感刺激”のDM設計
単なる「おもしろDM」ではない、プロダクトの良さを適切に伝えるDMに
第37回（2023年）のフュージョンの受賞作の中から3作品を紹介させていただきました！
他にもさまざまな作品が受賞していますので、ぜひ他の作品もご覧ください。
そして春頃には第38回（2024年）全日本DM大賞の結果も発表されます！
今後も私たちはクライアントとともにマーケティング戦略を考え、施策作りを続けていきます。
フュージョンとマーケティング施策を考えてみたい！という企業さまもぜひお声がけくださいませ。