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阪神・淡路大震災から27年 ――死者と生者の関係について
柳田国男は、
日本人はずっと、
「死者は目に見えなくてもそばにいるもの」
として、認識していた、といいます。
確かに、私にも思い当たる節があります。
私は無神論者ですが、なぜか、
死んだ人 = 無 = それで終わり、
のような認識にはなっていません。
亡くなった祖母に関して言えば、ずっと心の中にいて、
不摂生をしそうなとき、
価値観が迷いそうになったとき、
ふと、祖母の顔を思い出し、
もし、祖母だったら、
もし、祖母がみていたら、
といった風に、正してくれることがあります。
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