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話の聞ける男が結婚した話(あとテクノカット)

気の置けない会社の友人のうち一人が激闘の婚活の末に婚約に至り、活動初期から話を聞いてきた面々で祝賀会を開催する運びとなった。

ソラマチの夜景とスカイツリーが見えるイタリアンでがっつりコースを食べ、飲み、雨すげーとか言ってタクって清澄白河のシェアホテルLyuroへ。

ドミトリーと個室があって、事務所?をリノベーションした客室からは夜の雨に濡れた墨田川が見えた。最高。

そこでぽつぽつ話していたんだけど、婚活していた友人は婚約者に3回目のデートで鼻毛が出ていることを指摘したり、今着てるシャツが臭いから今からユニクロで着替えを買ってほしい、などとなかなか言えない(けど絶対言った方がその人のためになる)ことをしっかり指摘し、相手もそれを受け止めてブラッシュアップし、結果的にめちゃめちゃ清潔感溢れる好男子に成長した。逆シンデレラストーリー。逆野ブタ。

元から顔は良かったんだね。初期の写真を見せてもらったとき、前髪が長すぎて顔が判別できなかったんだよねマジで。

そもそも最初から不潔だったら結構無いな~と思ってしまうよ、と私ともう一人の友人は言っていたのだが、
「いや、顔が好みだったからできた」とのこと。
「最終的な決め手は顔」と断言していた。
まあ、イケメンかどうか、じゃなくて、好みの顔であることは大事よね。毎日見るし。

でもなにより、友人婚約者(39歳)も素直に聞き入れる姿勢があったからこそ、結婚に結びついたんだよな。この年齢で素直に聞き入れられるってあんまりないよ。
やっぱり、人の話を聞ける、という男性は貴重だし、それなりの結果に結びつくということが実証された例でもあった。


そして別の日。
最近仕事で指導役についてくれている仲の良い先輩(テクノカットなのでテクノさんとする)と打ち上げ的に飲みに行った。
そういう打ち上げってだいたい、指導を受けてる側がレビューを受ける場になることが多いように感じるが、テクノさんは「自分の指導」に対するレビューをめちゃめちゃ聞いてきた。こういう言い方はどうだった?とか、このやり方でどう感じた?とか。
そもそも、テクノさんの指導自体が対象者の話をまずじっくり聞いて、それに対応してめっちゃ考えてから指導してくるパターンなので、指導を受けていても嫌だなと感じたことはほぼない。こっちの意見聞いて方針を柔軟に変えてくるし。
ただ、社内ではそういう人はかなり珍しく(突っ走るタイプの仕事なので)、そのやり方に対し「甘い」とか「時間かけすぎ」とか揶揄してくるおっさんがたくさんいる。なので、「揶揄してくるおっさんは無視してそのスタイルでやったらいい」と推しておいた。
しかしテクノさん(42歳)はなぜ話の聞ける男としてここまでやってこれたのか。

桃山商事の先輩方の著書のなかで、「話の聞けない男」の例が多数出てくる。
でも、話の聞ける男もこうやってちょこちょこいるんだよなー。
自分のためにも、「話の聞ける男」の背景を分解して共通点を見つけていく作業を長期スパンで地道に進めようかな。

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