<栗子山風力発電>茂木誠先生がYouTube配信してくれました!
茂木誠先生、YouTube配信ありがとうございます。鳥のさえずりがとても美しい配信で、これらの鳥が風車の羽でギロチンされるかと思うと本当に悲しいです。
JR東日本エネルギー開発(株)は、昨年秋に風況ポールを建てました。来年10月に本工事を始めるという今頃、風況を測っているという、順番が逆なことをやっています。風力発電を断念する会社は、風況が良くなくて採算が取れないからやめる、と言うところが多いですが、この会社はガンガン進めて、もう工事始まる時に風況調査です。その為の仮設道路の申請が今頃なされています。採算を考えず、建てる事を目的としているようです。
そのために計画は甘く、標高1000mに建てた風況ポールは、暖冬で雪が劇的に少なかったこの冬でありながら、一基は完全倒壊、一基は半分に折れ、3基のうちまともなのは一基だけ。通常の冬はスノーモービルでさえ現地に行けない過酷な環境で、どうやって冬のメンテナンスをするのか。計画に全く入っていないようで、どこにも冬の記載はありません。ヤバくないですか?しかも下には国道13号線の老朽化したトンネルがあります。これはこの地の三つ目のトンネルです。先の二つは崩落しており、通行不可です。三つ目の崩落トンネルとなるのも可能性が高いです。誰が犠牲になるのでしょうか。
地盤は火山灰地質で風化し、上質なゼオライトが採れるエリアです。地形は急峻。斜度のキツイ斜面に巨大風車の為だけの道路を作る。国道13号線は、累計180mmの降雨に達すると通行止めになる。土砂災害の危険があるためです。斜面に手を入れたら、いったいどの程度の雨に耐えられるのか。常に通行止めになるのでしょうか。たった20年の一企業の儲けの為に、山が破壊される。水も土もしっかりつかんでくれて、森のダムと言われるブナの木は成長が遅く、現在の180mmに耐えられるようになるには、200年から300年を要すると思います。
イヌワシもこの場所は狩場となっているらしい。多数が確認されているのに、専門家が大丈夫と言っている、専門家に相談しながらやっている、とJR東日本エネルギー開発(株)は言っている。その専門家とやら、表に出てきて話したらどうですか。私はこのようにアドバイスしている、と出てきたらいい。本当に専門家に相談しているのでしょうか?
環境評価は、今は県がまとめている段階で、だいぶ進んでいます。署名もいつまでやるか、と言う段階ですが、今月中は集めるので、PDFをダウンロードできるようにしておきました。ご協力頂けたらありがたいです。
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