見出し画像

爽やかな印象を与えられる人がしているプラスαの「ひとこと」とは

こんにちは。
人材育成スペシャリスト
古谷治子(ふるやはるこ)です。

公共の場所で「なんだか感じが悪いな」っと思う場面に遭遇したことはありますか?
直接自分が言われたわけではないにしても、店員さんとお客さんの会話が聞こえたとき、「なにもそんなふうに言わなくても…」と感じることがあります。
「おもてなし」が重視される日本社会ですが、「おもてなし」を受ける方にもマナーは必要です。

■ショッピングのとき
試着をするときには、店員さんにひとこと声をかけてから行うのがマナー。
「試着をしてもよろしいでしょうか?」
このひとことを言えていますか?
また、イメージと違ったときに何も言わずに戻すのはマナー違反です。
「ごめんなさい、着てみたらイメージと違ったので」
「ごめんなさい、もう少し考えます」
と断りのひとこととを伝えましょう。
「ごめんなさい」のひとことをつけるだけで、相手の受ける印象はだいぶ違います。

店員さんが声をかけてきて「見ているだけなのにヤダな」と感じることがあるかもしれません。
それでも無視はNGです。
「ステキですね。ちょっと他も見ていいですか?」
と伝えてみましょう。
「ありがとうございます。もう少し他のも見てみたいので…」
と言ってその場を離れてもOK。
無視をしたり、「ゆっくり見たいから」と冷たく直接的な言い方をするのはスマートとはいえません。

■お会計で
今は、バーコード決済やクレジットカード決済をする機会が増え、現金をあまり持たないというかたもいらっしゃるようですね。
そのため、細かいお金を持っておらず、高額紙幣で少額の買い物をすることがあるかもしれません。
そのようなときには、
「ごめんなさい、細かいお金がなくて」
こんなひとことを添えましょう。
そして、商品を渡されたときには「ありがとう」のひとことを声に出して伝えます。

■レストランで
タブレットで注文したり、店内でモバイルオーダーというお店も増えましたが、それでも、まだまだお店の人を呼んで注文する場面もあります。
そんなとき大きな声を出すのはマナー違反です。
スタッフにサインを送るか、近くを通りかかったタイミングで声をかけましょう。
食事を楽しんでいる周囲の人への気遣いを忘れない社会人になりましょう。

食器をさげてもらうときや、お店を出るときにも
「ごちそうさまでした」
「おいしかったです」
こんなひとことが言えるとステキですね。

どれも言わなくてもかまわないひとことかもしれません。
または声を出すのは恥ずかしいと感じることもあるかもしれません。

それでもプラスαのひとことで、相手や周りにいる人へ与える印象は違ってきます。
ストレス社会だからこそ「可もなく不可もなく」ではなく、「爽やかな人だな」という印象を与えられる社会人になりましょう。

---------------------------------------
日々より良いサービスを提供するために、尽力しておられる皆さまのためにマネジメントサポートグループでは無料セミナーを開催いたします。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

■ 旧ブログはコチラからご覧ください↓


株式会社マネジメントサポートグループ代表取締役社長
一般社団法人 日本講師協会代表理事

文京女子短期大学英文科卒業後、東京放送、中国新聞社での実務を経て人材育成コンサルタントとして独立。1993年、株式会社マネジメントサポートを設立。その後、株式会社リサーチサポート、株式会社マネジメントオフィス、株式会社マネジメントサポートグループを設立し、4社を経営。

企業の課題解決型研修が支持を集め、全国のシンクタンクを中心に4,000回以上の登壇を行うCS対応教育の第一人者。マナー指導者育成にも力を注ぎ、後進講師の育成にも力を入れている。東京商工会議所女性会理事、日本講師協会理事歴任。マナーやビジネス書を中心に著書は40冊以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?