第八回 福沢諭吉『教育の事』要約
福沢諭吉『教育の事』の大まかなところを要約しました。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000296/files/49778_42211.html?fbclid=IwAR00GZ32CqgFUjOPnfBzLz-iY8wVhKuRxEz4ImeqpM42RohVPLOEDzR_kLM
まあ、無理な試みですよ(笑)
原文は言い回しが古めかしいですが、
快活なリズムと身近でクスッと笑える例え話が織り込まれていて、
そういうのは要約できておりません。
また結構な意訳なので、ちゃんと読んだ方はクレーム入れてください(笑)
なので、この出来の悪い要約で大枠を掴んでいただいて、
ぜひ原文も読み通していただきたいなあと思います。
①国の教育と個人の教育は違う
一国の教育方針はエリートによる「トップダウン」だが、
個人の教育は親による「ボトムアップ」じゃないといけない。
今回は個人の教育についてお話しましょう。
②親の義務とは
子どもを産んで、ご飯を食べさせるだけでは「親」ではありません。
子どもを一流の人物とすることこそ親の義務なのです。
子どもが親よりも立派になってこそ、はじめて親として尊敬されるべきでしょう。
③家庭習慣とはおそろしい
口で立派なことを言って教えるよりも、
家庭内での態度が重要です。
子どもは親の背中を見て育つ。
だらしない家の子は、やはりだらしなくなってしまうのです。
④学校は「子捨て場」か
本来は子どもの教育に手間も、金も惜しんではいけないのです。
しかし、現実はどうでしょう。
親は多忙を言い訳にして、学校に教育を「丸投げ」しています。
⑤子どもの教育の現実的メリット
オーケー。叱ってばかりではやる気はでませんよね。
そこで合理的な提案をしましょう。
「来世の幸福」を願って信心するひとは多いですよね。
でも考えて見てください。
グレた子どもにイジメられるのは地獄ですよ。
立派な子どもに育ってくれたら「現世」は天国です。
お祈りみたいなストイックなことより子どもをしっかり教育しましょう。
それが現実的な幸せへの近道なのですから。
以上です。
大上段から理想を説くばかりではなく、
合理主義で下世話なところが福沢先生のチャーミングなところだと個人的には感じています。
それではまた来週。
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