好きなものについて
こんばんは、篠原です。
フルタ丸のみんなでnoteを書こう2021年秋。の企画が始まりました。
この企画のスタートにあたり、各メンバーのイラスト画を清水くんに描いてもらうことになりました。
完成したイラストを見ると…なんと私着用のお洋服に大好きな『ドラ◯もん』がいるではないかっ!!!
ぁあ!嬉しい!嬉しいよ清水くん!!
イラスト画は完全お任せスタイルだったので、まさかこのような嬉しいが潜んでいるとは思いも寄らず…でした。
ここで改めて、ありがとうございますと伝えておこうと思います。
どもでした。
さて、今日は私の好きなものについてお話しようかなと思います。
いろんないろんな好きなものがあるのですが、今日はこれ。
「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」というテレビ番組についてです。
この番組は、小説家さんや漫画家さんなど、物を書く方が飼っている猫を主人公としたドキュメンタリー(ネコメンタリー)番組です。
主に物書きの方のご自宅を舞台に、猫が生活する様子が撮られています。
猫と共に生活する日常が映される中で、飼い主の方が猫を題材に作られた短編の物語が音読されます。
ひたすらに猫が主役です。
番組はNHKで2017年から放送していたようなのですが、私が初めて観たのは去年の春でした。
私は猫も犬もどちらも好きですが、どちらとも一緒に暮らしたことはありません。
小さい頃は犬の方が好きで、猫は可愛いけれど近くにいるといつか引っ掻かれるのではないかとビクビクしていたくらいです。
大人になると、街を走り回る猫たちの逞しさに励まされることが増え、お外で日向ぼっこしている猫がいれば、身体をなでさせてもらえるくらいには近づけるようになりました。
そんな私が、ちょうどお家で過ごす時間が増えた時期に何気なく観たこの猫を主役とした番組に、どっかんとはまってしまったのです。
その時以来、放送時は必ず観ています。
放送時間に観られない時は録画して観ています。
また、(番組は録画してるんだけど)今回はどんなお話かなと思って観始めたら、猫さん、登場。→じっとまあるくうずくまって何かを見つめている様子が映される。→かわいい…→圧倒的な可愛さにロックオンされてしまい、最後まで観ることが決定。という、観始めたら結局最後まで観ていたということも多々あります。
何度も観直した回もあります。
ただただ好きだという気持ちで観ていただけなので、特別人に話すようなことはないだろうと思っていたのですが。
先日、観終わった後にある発見をしてしまったのです。
その発見とは「背負い込んでいた莫大な各種の欲が、頭の中からすっかりいなくなっていた」とういものです。
まっさらさらです。
番組の偉大さに、驚きました。
猫が遊んで、ご飯を食べて、物書きの人の邪魔をして、かくれんぼをして、日向ぼっこをして、お散歩をして、あったかいところで寝る。
ただ生きるために必要なことをする。
その猫を優しく見守りながら、人間は人間の生活をする。
お互いに生きていく上で必要なことを、必要だからやる。
干渉することなく、嫉妬するでもなく、大切にし合って生活する。
それだけ。
観ている私は、いいなとか羨ましいなとかそういう気持ちはなくて、ひたすらそこにある色々な種類の愛情を感じて、暖かい気持ちになって、自分の世界に戻ってくる。
自分の世界では、やらなきゃいけないことも考えなきゃいけないこともたくさんあるけど、卑しい気持ちはどこかに置いてきてるから、なんでも前向きに取り組めるようになってる。
そっか、ネコメンタリー。そういうことか。だから観てしまっていたのか。とういう発見があったんです。
一冊の小説を読むように、私はネコメンタリーを観ています。
観ることで、自分以外に大切な存在を持つこと、自分にも大切な存在にも愛情を注ぐこと、自分とは違う価値観を持つ存在を認めること、その価値観と共存すること。心を生活を豊かにすること、物を作り続けること。
そういうことを大切にしようと思わされます。
うん。
私の好きなもの、ネコメンタリーについてのお話でした。
みんなのそういう好きなものってなんだろね?
今度聞いてみたいなぁ。
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劇団フルタ丸『ねむる広告塔』
11月19日(金)~21日(日)
@APOCシアター
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