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無垢材の床・・・・10年後

無垢材・・・新築、リフォームされる方にとって、魅力的なワード
採用する場合に気をつける事をしたためます。

1、床暖房をする場合は、相当なメンテナンスの覚悟が必要

当然ながら無垢の材料は年数をかけて木表側にそろうとします。
つまり、床材の長辺の両端が上にそります。
主に乾燥収縮が原因。
それを少しでも減らすために、最低でも年1回、オイルワックスにより木の保湿に務めなければいけません。
最初の2年はやっていましたが、オイルワックスは乾くのに時間がかかるのと、単に塗るだけではだめで、擦り込んで、乾拭きが重要。
家具を全部どかして、実施することはできなくなりました。

その結果が表題の写真

床暖房の影響が大きく、冬だけモーレツに反り上がってきます。

これは、床暖房対応可の床材です。

2、床材を貼るときに、接着剤だけでなく、フィニッシュネイル等の隠し釘を使っているかを確認

これ結構手間なんです。
無垢材でなければ、通常は接着剤で床を貼ります。
無垢材の場合、接着剤+隠し釘による固定が必須だと思います。
施工後5年は何の差もありませんが、5年頃から差が出ます。
つまりこれも、補償期間を過ぎています。

まとめ。

無垢材は非常に味があり、高級感もあるので、魅力的ですが、反りが強い
1、メンテナンスの覚悟が必要
2、隠し釘での固定を行っているか、建築会社にしっかりと確認

この2点を知っておいて下さい。


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