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諸国客衆繁盛

神社の石灯篭に「商売繁盛」と刻まれたのは全て昭和57年以降らしい。
それ以前は、「諸国客衆繁盛」と刻まれていた。
商売繁盛は、自分が栄えますように、だが、 諸国客衆繁盛は、お取引先が栄えますように。
自分が儲けることより相手を幸せにすることを一番に考えた、古来からの日本の道徳観でもある。
日本の道徳観は独特と言われる。 おもてなしの文化と言われることだったり、”相手を想う”ことは昔から考え方に根付いていた。 自分達には普通の感覚でも、海外の人たちには変わってると思われるだろうな。
でもふとしたら、日本で起こる心無い行動、発言。相手を思いやってというのが感じられない話もけっこうある。海外の人たちの方が、よりハートフルな考え方をもっているんではとも思う。
現代人の傾向でもあるような。まずは自分ファースト。 根本的にそれがあるから、いろいろなコミニケーションの場でちょっとしたときに制御が効かなかったり。
こういう道徳観とかを歴史的に見直すといろいろ気づきもありそうだと思った。

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