見出し画像

レストラン・スタットホレルゴルデン

外食するととにかく高くつくノルウェー。ヨーロッパの中でもでもかなり高い部類なんだそうです。おかげであまり外食しなくなったのですが、1年に一回ぐらいは行きたいお気に入りのレストランがあります。

それがスタットホレルゴルデン。オスロの中心にある老舗レストランです。
建物は1600年代にノルウェー総督が住んでいたといわれる建物。もともとは貨幣鋳造責任者の家です。デンマークから派遣されたノルウェー総督の住居は本来オスロの海沿いにあるアーケシュフース城なのですが、住み心地が悪いということで町の中のこの建物を譲り受け総督の邸宅としたそうです。

スタットホレルゴルデンは、1994年にこの歴史ある建物にオープンし、1998年以来ミシュラン一つ星を25年間堅実にキープしている「トレンディではないけれど、信頼できるお店」です。オスロはとにかく飲食店の入れ替わりが速いので「昔からあるお店」はそれだけで安心感があります。

このレストランは建物一階のフォーマルなレストランと、地下のカジュアルなレストランの2部門からなっています。両方予約のみ。フレンチをベースにした創作料理が中心です。

今回は地下のカジュアルなレストランで食事です。地下のレストランは建物のワインセラーを改装して作られています。

お客さんがいらっしゃったので店内は写真を控えましたが、低めのヴォールト状の天井に白壁のカジュアルな空間です(下のレストランウェブサイトにレストラン内部の素敵な写真がたくさん載っています。気になる方はご覧くださいね)。

アラカルト・メニューもありますが、大抵のお客さんは十品のコースメニューを注文するそうで、私たちもそのコースメニューで。料理の注文は訪問の前日に伝えることになっています。
コースメニューの写真を載せておきますね。

燻製マグロと野菜のトマト出汁。
昆布だしで割ったトマト酢がドレッシングになっていました。野菜の茹で方はさすが。
燻製した生マグロとトマト酢は相性抜群でした。
マスとフェタチーズのタルタル、アボカドのエマルジョン添え。普通に美味しかったです。
トム・カー・ガイ、鶏ワンタンとキャベツマリネ入り。美味しかったんだけどね~。
トムカーガイをこんなにオシャレにされても・・という気がしました。
キノコと野菜の中華風饅頭。これは今一つでした。
パルメザンの泡を載せたムール貝のスパゲッティーニ。
アワアワは面白いけど以外と普通だったかも。
マスのセロリ・オニオンソース添え。
これはいろいろな食感と味が混じっていて美味しかったです。
ヨーグルトソルベとライムとバジルのグラニテ。本日の個人的ナンバーワンです。
さっぱりしていて甘すぎず、すごく良い口直しでした。
サーロインステーキ、エストラゴンソースにトウモロコシのペーストと蕪を添えて。
お肉美味しい~。柔らかい~。
パンナコッタ苺のソルベ添え。ソルベがそのままイチゴ!という感じでとてもおいしかったです。
上に載っているのはサクサクの苺メレンゲ。
最後から2番目のチーズ盛り合わせは写真撮り忘れました。

前半のメニューはアジアの料理にインスパイアされていて(アジアンクロスオーバーが流行ってます。)、日本人としては「うーん・・普通のアジア飯をこんなにお上品にプレゼンされても・・」という感じでしたが、フレンチ系のお皿はとてもよかったです。
あっ、前半ももちろん美味しかったですよ。アジア系の食べ物を食べ慣れている日本人には目新しさとかエキゾチックさが感じられないので厳しめに見てしまうというだけです。
でも全体的にはとても満足。サービスも行き届いているし、10品メニューが940クローネ(12000円位、地下のカジュアルなレストランのほうです。上はもう少しお高い。)というのは、ノルウェーでは破格です。また来たいなー。

もし興味のある方がいらっしゃったときのために、レストラン(英語版)のリンクを貼っておきます。

さて、今回をもって、note53週間連続更新を達成できました!三日坊主なのでとりあえず1年間は週一回更新することを目標にしてnoteを始め、とにかく毎週更新するために、やっつけで記事を書いちゃったこともありますが、とりあえず目標達成ということで(ノルウェーも私の日常にもネタがあまりないので・・)。
これからは、更新頻度を気にせず、ゆったり書きたいことがあるときに書いていこうと思います。
スキを押してくださった方、フォローしてくださった方、コメントをくださった方、本当にありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?