先天性の病気発覚!でも親父にとっては「そんなの関係ねえ!」
毒親というのは、もっと虐待やネグレクトなどをする親を指す言葉だと思っていました。
父親に対する違和感はずっとありましたが、学費など必要なものはきちんと払ってくれていたし、日々の生活に困るようなこともありませんでした。
本や好きなものを購入するお金も不自由ありませんでした。
だからずーっと父親が毒親であることに気付かなかったのです。
私は先天性の病気を持って生まれ、生後1週間で大手術を受けました。
当時としてはかなり珍しい病気で地元の病院では対応できないため、東北地方で一番大きな大学病院に転送されることになりました。
私は赤ちゃんだったので全く記憶がありませんが、父親はその病院で腕のいい先生に手術をお願いし、病院で高額な個室に私と母を入院させました。
(母親も出産時にトラブルがあり、入院していた)
半年に及ぶ入院生活も、その高額な個室にずっといたそうです。
さて、ここまで読むととても良い父親に思えるかもしれません。
ところが、これは父親が自分の財力を自慢したいためのことだったということが後に判明します。
妻である私の母や子供である私に対して全く愛情がなかったわけではありません。
ただ、愛情表現が歪んでいるのです。
そこが毒親。
私の病気の状態がどうなのか、手術はうまくいったのか、これから子供である私の健康や生命がどうなるのかはあまり興味がなかったようです。
病院に見舞いに来るのも担当医や看護師さんにいかに自分が良い父親かを印象付けるためであり、見舞いもそこそこに病院からほど近い歓楽街で遊びまくって帰宅していたようです(笑)。
父親は財力はかなりあったので、結果的には私は良い医療を受けることができたのですが、父親にとっては子供が先天性の病気を持っていようが「そんなの関係ねえ!」(俺にとってはどうでもいい)だったわけです。
そういう人なのだとよく分かったのは、私が小学生になる頃にはすでに私の病気のことを完全に忘れ、私が小銭を巻き上げるようになったという経緯があります。
そのことについてはまた別記事で書きたいと思います。
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