柑橘農家のふるのさん

元SE、みかん農家に転身して2年目。愛媛の離島で柑橘を栽培中。日常から触発されたことを…

柑橘農家のふるのさん

元SE、みかん農家に転身して2年目。愛媛の離島で柑橘を栽培中。日常から触発されたことをつらつらと書いています。私は私のために書く。だから読みづらかったらごめんなさいね。みかん日誌始めました。

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自己紹介

はじめまして。 愛媛県の離島で柑橘を栽培しているふるのです。 主にTwitterに生息しています。 このnoteは、思ったことを言葉にして残しておこうと思って始めました。どうぞよろしくお願いします。

    • 雑多にいろいろ

      「理屈っぽい」と言われる理由 昔から、ある一定の層からは「理屈っぽい」と言われてきた。 自分的には自分が理屈っぽいタイプだとは思わない。しかし他人がそう言うのだからそういう一面もあるのだろう。でも別に実害ないしいいか、そう思って放置していた「理屈っぽい」の正体が分かった。 恐らく、思う前に考えたことを伝えるとき「理屈っぽく」聞こえるようだ。 ははあ、なるほど、そうかそうか、とひとり納得。言語化しないと忘れちゃうなと思って書き起こしている(へへっ)。 就農して3年、肉体

      • 先に結論

        いろいろ考えたけれど、まず現時点での結論を残しておく方が未来の自分のためにもいいかなと思ったので書くことにする。 親と働くということは、親という人間を知るということだと思う。そして同時に「自分を知る」ということにもなり、かつ「人間関係の悩みでぶち当たるあらゆる問題に立ち向かう」ことにもなる。 このように書くと、すごく良いことのように見えるかもしれない。でも現実はそこそこキツい。 認めたくないことも、受け入れがたいことも、失望も、絶望も全部あって、それを自分も持っていると

        • 2022年6月時点

          どう書いたら分かりやすいかな、と考えていたら全然かけなさそうな気がしたので思いついたことを書いていくスタイルにしようと思う。 現状 2020年の4月から親元就農をスタートし、無事に2022年6月を迎えることができた。なぜ「無事」なのかというと、これまでの期間何度か辞めちゃおうかなと思ったことがあるからだ。 親元就農は道具も土地もあっていいなあという声を聞くことがある。確かにそうだと思う。ハサミも手袋もモノラックも、金額の大小を問わす全てお金なわけで、それらを全部そろえよ

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        • 親と働くということ
          3本
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        記事

          #0 はじめに

          2020年から親元就農した私の、3年目だから言葉にできることをまとめようと思ってます。 3年目だから言葉にできることもあれば、3年目だからまだ言葉にならないこともあります。 しんどいことも、改めて感謝したことも、だから見えてきた未来のこともあって、少なからずずっと足踏みしているような状態だった私にとっては、直面することで一歩踏み出す方向がつかめた、現在進行形の出来事です。 誰かに届いて、少しでも心が軽くなるといいなと思っています。

          PCからの投稿は写真のアップにやたらと時間がかかるので、どんどんnoteが疎遠になってしまった。しばし更新は休みます。

          PCからの投稿は写真のアップにやたらと時間がかかるので、どんどんnoteが疎遠になってしまった。しばし更新は休みます。

          農林水産省とBEAMSのコラボから思うこと

          今話題のニュース、農林水産省とBEAMSのコラボについて。 現場の方々から白い反応が多くみられる。 同じようなことを、農林水産省のYouTubeチャンネルが開設された折のインタビューや動画を見ても思った。 一言でいえば「農業のこと考えてないじゃん」だ。 BEAMSがBEAMSのためにするならどうぞ、農林水産省の職員が農林水産省のためにするならどうぞなのだ。だけどどちらも「未来の農業のため」という大義を掲げる。だから、今現場にいる人からすれば「そんな的外れな」と思うのだ

          農林水産省とBEAMSのコラボから思うこと

          note、PCからだと写真のアップロードに時間がかかり過ぎて書けない。

          note、PCからだと写真のアップロードに時間がかかり過ぎて書けない。

          実にさまざまとまとめます

          ええと、まずは地震かな。2022年1月22日、深夜の1時過ぎに大きな地震があった。 スマホのサイレン(?)が鳴ったのが揺れる前で、”大地震がきます”という通知が出ていたので、かなり身構えた。けれどこちらの地域は震度3程度の横揺れだった。といっても結構長く揺れたのでそれなりには怖かったのだけど、大地震というほどではなかった。 それでも「たいしたことなくて良かったわ」と思えた。それは阪神大震災以降、ずっと続いている地震や大雨などの自然災害から多くを学んで、あらゆる部分に生かし

          実にさまざまとまとめます

          作業日誌まとめて

          おはようございます。夜はなんだかぐだぐだしてしまって、更新もままならない(心が弱いのだ)。 みかんを収穫した後は、石灰を巻いて土壌改良を行う。酸性に偏った土に強いアルカリである石灰を撒いて中和させるのだ。これが簡単なのだけど、なかなか骨の折れる仕事。石灰の仕事をした日はいずれもすごく寒い日だったけど、汗ばむほどの運動量になる。 石灰は有機栽培でも許可されているものだけど、肌や年末に付着すると荒れるので気を付けないといけない。有機肥料だからといって危険物ではなかったり、食べ

          作業日誌まとめて

          猪から教わること

          気づけば五日間も経過。だからまず、今日のビックニュースから。 120cm75kgの猪を仕留めた。 今朝は連日の仕事で疲れてたので、ちょっと遅めに仕事に行きましょうということで、少しだけ遅めのスタートだった。で、いつも通り猪の罠の見回りから。イノシシの罠の見回りは、地域の罠の見回りと、自前の罠の見回りの2パターンある。自前の罠は自分で設置し見回りする。 ということで、自前の罠の見回り。だいたいこの見回りタイムは熊の事件を思い出していることが多い。主に三毛別羆事件と福岡大学

          猪から教わること

          だいたいポケットは破れる

          私のヤッケのポケットは、上下関係なく大体破れている。なぜなら、みかんの木の枝に引っかかるからだ。引っかかっても丁寧に外せば破れないだろうが、面倒くさいので立ち止まることもなく強引に押し通っていたらこんな風になる。果てしなく面倒くさがりなのが私なのだ。 今日はいよいよ伊予柑のラストスパート。 夫氏と二人で午前中に一か所終了。 すごく手抜き、だけど食材がやたらと豪華なお茶漬けをお昼ご飯で頂いて、早めに次の畑にGO。 ちなみに、昼ご飯の内容はお米は秋田のあきたこまち、福井名

          だいたいポケットは破れる

          不知火の味見

          サクッと昨日の作業日誌。 まずははれひめの小さい子たちをサイズ分け。2S~3S以下まで、とにかく小さな子がざくざくある。 左が3S、右が2S。みかんは小さい方が美味しいという伝説が去年もたくさん流れていたが、一概にそうとは言えないとみかん農家は思う。やはり、小さいハズレをいくつも味わった身としては「なんだ小さいみかんでこんなもんか。じゃあいつものサイズはもっと酸っぱいんだろうな」と思われるのは嫌だからだ。まあ、個体差はどうしたってあるものだから(それこそ自然のものだしな)

          仕事始め(一月二日)

          おはようございます。昨日(二日)から仕事始めだった。といっても、年末にがっつりお休みをいただいたので「良く休んだなあ」という感覚。 まずは西の香の残りを全収穫。といってもすごく少なくてたったの4キャリー。多くの果実を初回で収穫できていたということ、色づき上々だったということだ。それが終わったら不知火の袋掛け。これがなかなか、なかなかである。 不知火はこのような形をしている。正確には「こういう形もある」ぐらいの感じで、全部がこの形というわけではない。みかん型もけっこうある。

          仕事始め(一月二日)

          プロフェッショナル 夏井いつき

          愛媛県が誇る俳句ブームの立役者、夏井いつきさんのプロフェッショナルを見た。 番組の序盤に、夏井いつきさんが先生だったころのエピソードが語られる。どうしようもない問題児を前に「思いを言葉にすることができないから、手が出るんだ」と気づいたという。 最近、思いを言葉にすることの難しさについてひしひしと感じる。思っていること、感じたことを言葉にすることが「思いを言葉にする」ということではないからだ。いや、もしそうだとしてもなかなか難しいのだ、自分が何を思い、なにを感じているのかを

          プロフェッショナル 夏井いつき

          当たり前を変えてゆきたい

          こんばんは。今日はちょっと元気ですよ。というのも、今日一日家のことしてただけだからね! といっても、掃除と片付けと、数の子の仕込みと年賀状、あとは細かい雑用やらご飯やら。ご飯もね、最近は簡単なものしか作ってなかったから、ちょっと作った感がある料理は楽しかった。 さて。昨日の仕事。 広い畑の伊予柑の収穫が完了。ここまでを年末までに終わらせたかったと聞いている。だから終わらせることができて良かった。 12/22からひたすらに収穫していたので、正直「しんどい」を言いすぎたと思う

          当たり前を変えてゆきたい