見出し画像

育児休業中に夫ができること

「育児休業を取得しても何もやることがない。故に取得しない」という言説があることを耳にしたが、これは「職場に配属されたが、何もやることがない」と同じ話である。タスクとは、与えられるものではなく、創るものであり、「何もやることがない」と言ってしまうと、そもそも貴方の目的は何だったのかという話になる。

育児休業の取得自体を美化したいわけでもないし、育児休業のみが子育てを共に創り上げる唯一の方法だと言うつもりも殊更ない。ただし、夫が育児休業を取得した際にできることはたくさんある。

これから育児休業を取得しようと思う方のタスクのブレイクダウンの一助になれば幸いである。ちなみに、私は現在2子の育児休業中であり、保育園に通う2歳の息子がいる前提でのタスク一覧である。

・洗濯
・洗濯物の乾燥
・洗濯物乾燥後の収納
・料理の買い出し
・生活必需品の買い出し
・育児に伴う生活品の買い出し
・1日3食の料理を作ること
・保存食や冷凍食を先回りして作ること
・トイレ掃除
・お風呂掃除
・料理の配膳および片付け
・食べ終わった後の洗い物
・洗い物を洗った後の整理整頓
・居住生活の掃除*細かく出すときりが無いのでこちらに掃除関係集約
・妻に完全に1人の時間を提供すること
・おむつ替え
・沐浴
・子供の保湿
・保育園の送迎
・保育園との連絡調整
・実家との連絡調整
・荷物の運搬雪かき等の肉体労働
・配達や宅急便が来た時の対応
・子供と遊ぶこと
・子供に遠慮させないこと
etc

極論、母乳育児の際の授乳以外はできるのではないかと思っている。ただし、新生児期は定期的な授乳が必要なため、時間帯によっては妻と役割分担を明確化させる必要がある。

最後に、私自身の育児休業の目的は、「産後の妻の負担を減らすこと」である。これは、育児休業後に育児に関わらないということではない。ただ、出産直後というのは、想定外が特に発生しやすい時期でもある。そういったい時期に集中的に育児等に参画することで、長期的に家族関係に及ぼす長期的なプラスの影響があると信じている。

ちなみに、目的は立場によって異なるし、1つとも限らない。経営者の立部で言えば、「ブランドイメージの向上」。従業員の視点で言えば、「モチベーションの向上」。夫の立場で言えば「妻の産後うつ防止」。マクロの視点で見ると「出生率の改善」などなど。

みなさんが求める育児休業の目的とは何だろうか。