六月の喫茶店 * チェンマイ俳句毎日

【チェンマイ俳句毎日】2024年6月17日

待ち合はせなき六月の喫茶店

ここ数年行ってなかった、旧市街にあるカフェに久しぶりに行ってみたくなった。

10年くらい前だったか、開店当初の頃に取材をさせてもらったことがあり、オーナー夫妻とは顔見知りで、久しぶりと挨拶を交わした。

今では立派な焙煎機も導入して、自家焙煎のこだわりのコーヒーは、ホットも水出しも大人気。コーヒーのイベントでは、このお店を見かけないことがないくらい進化を続けていて、すごいなあと思う。

一番奥の席に座った。薄暗さにほっと落ち着く。少し距離のある窓から入る光がきれいだ。

marocchinoという、チョコレートクリームをカップの内側に塗ったコーヒーを頼んだら、コーヒーとチョコのバランスが絶妙でおいしかった。スイーツを食べるほどじゃなくても、少し甘さが欲しい時にはぴったりだ。

狭くて席が少ないけど、見ているとひとりで来て純粋にコーヒーを味わってさっさと立ち去る、というタイプのお客さんが多く、これはこれで、このお店なのスタイルなのかもしれない。