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起業志望者必見 ベストな会社名の決め方(上場企業の社名をデータ分析)

「会社名ってどう決めればいいのだろう?」
「ビジネスに有利な社名とはなんだろう?」
これから会社を設立する人はこんな疑問を持っている人もいると思います。

新規上場企業≒最近成功した企業と定義して
上場企業の社名の長さやカタカナ・アルファベットの使われ方などをデータ分析しました。

【新規上場企業の社名を分析】

2014年以降に上場した企業648社を分析対象としました

・文字数
全体平均は 7.7文字
カタカナのみの社名の平均 5.6文字
(英字)アルファベットのみの社名の平均 8.2文字

・社名の文字の種類
カタカナのみの社名:410社
カタカナを一部使用した社名:504社
アルファベットのみの社名:71社
アルファベットを一部使用した社名:124社
漢字のみの社名:45社
ひらがなのみの社名:8社
→文字の構成は、「カタカナを使うのが多数派」ということになります。

ただし、例えば「オレンジ」という正式名称の会社があると仮定して
普段は「orange」という英字などのロゴを用いている会社も多いようです。

ちなみに文字数の最小は「一蔵」など2文字でほぼ漢字ですが
「オロ」というカタカナの会社もありました。
最長は「ジャパンエレベーターサービスホールディングス」などの22文字の会社でした。

【自身の会社設立から思う良い社名】


・短い社名は実務的なメリットが多い
覚えてもらいやすい、間違いにくい、書類作成などで楽などがメリットだと思います。
デメリットは埋もれがち、検索に引っかかりにくいこともある、などでしょうか。

【自分の社名に関する経験談と教訓】
私が初めて設立した会社は「株式会社massive lngg」です。
マッシブランゲージと読みます。
トラップが満載なわけですがこの社名で経験してわかったことがいくつかあります。

<デメリット>
・契約書で間違えられる
ほんの1回だけ、かつ自分が客側のパターンだったので良かったですが
契約書でmassive lnggの「l(小文字エル)」を「I(大文字アイ)」に間違えられたことがあります。
初見で読めない、かつ、アルファベットも似ているものがあり、造語、というまるで相手を試しているかのような
社名のトラップにかかってしまった業者さんが一社いました。

・電話で伝えにくい
役所などで問い合わせするときなど自分の社名を電話で伝える機会は様々だと思いますが、読みにくい、かつ、アルファベットだと結構伝えるのが大変です。
その点、カタカナで短い名前は簡単ですね。

メリット
・愛着がある
結局、社名にはこれが最重要だと思います
かっこいいと思える、思いのこもった社名を特に創業メンバーが感じられることは大切です

・検索で一発でトップに出てくる
基本、造語かつ長さもある社名なので検索はすぐにトップに出てくるようになりました。これもそこそこ大事なポイントではないかと思います。


【まとめ】

・実務面を考えればカタカナで5,6文字くらいの名前が便利
・検索で出てきやすいか、などの要素もある
・社名には思いを込められることが大切

社名は読んでもらうためじゃなく、読ませるためにもあるものでしょう

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