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⑤FERRARI365GT4BB '77LMボディは、ほぼほぼ完成か?あるいは、ボボボーボ・ボーボボか?

基礎となるボディが出来てきましたので、コテコテと特徴あるボディと
置き換える部品を含め作っていきます。
まずは削り飛ばしてしまったリアカウル上部に鎮座するエアボックスとエアインテイクのフィンを作ります。

エアボックス
厚み1.3mm程ですか?
長方形の立方体で、たて長方向の両サイドにスジ状の空気口がある。
どうする?
プラ板の塊の横に筋彫り?
1.3mm厚のど真ん中に水平に筋彫り
なんて神業は、私には持ち合わせておりません。

色々考えたのですが、結局プラ板の積み重ねにします。

0.25mm×0.75mm角のプラ板の細切りをハシゴ状に、0.5mm厚のプラ板でサンドしました。
(0.5+0.25+0.5=1.25     ほぼ1.3mm)
さらに0.3mmのプラ板で下駄を履かせました。

3つの筋の空間に奥行きがあって良いですねぇ〜
筋彫りより雰囲気がでてます。
後で接合部を整えましょう。
それにしてもこのプラ板の細切り、
輸入品で、手に入り辛い
田宮さん、国産で如何でしょう。

更にこの後ろにある、エアインティクのフィンも作っちゃいましょう
インテイクとしているのは、
ここから取り入れたエアはキャブレターへ導かれます。
なのでインテイク。
エンジンルームの熱気抜きでは無いのですね。
さて0.5mm×0.2mm洋白帯板で
四角の外枠を作り、中に細切りプラ板でフィンを作りました。

細切りプラ板は重宝します。
(タミヤさ〜ん)

取り敢えず配置して、バランスとフィンを埋め込む位置を確認
マスキングテープで当たりを付けておきます。


フィンを収める穴を開けます。
先ずはピンバイスで四隅を・・
あれ! 歯が入って行かない所が。
いかん、この下金属。
ちょっと前側に移動。

更にリアカウル上面はボックスからフィンにかけて1段低くなっています
さて
マスキングテープの厚みを利用します。
低くしたい所にマスキングテープを貼り、パテをヘラで薄〜く
テープを剥がせば、ハイッ段差。

2つ開けた穴にフィンをセットして、  パチリ!

リアスポイラー
プラ板で作り始めたのですが。

後ろからリアタイヤに向けて角度を
「キュッ」
と曲げたいのに
プラだと上手く曲げられずに断念。
洋白板0.1mm厚で作り直し。

良いですねぇ〜、シャープです。
ただ、接着面が薄過ぎて着きません、時間が掛かりました。
接着溝を掘って置くべきでした。

が。

この下、金属なんですよねぇ。
ちょっと溝を掘ってとはいかず。
結局、強引に瞬着攻撃で何とか接着。
不良感たっぷり族車風になってますネ、剥がれ無いように注意しながらリューターで削って品行方正なリアスポイラーにしていきます。

リューターで、はみ出た接着剤をクリーニングしながら角を取ります。
歯が当たったのでしょう、穴が開いてしまいました。パテで塞ぎます。
調子に乗るものではありません。
やっぱり0.1mm厚では薄過ぎたかなぁ、うっかりヤスリを強くかけると穴が空いたり、接着が外れてり、曲がったり、汚れたりして修正に時間を取られています。

この部分の作業中に
「アッ!」
なんて声を、何度あげたか(泣)
イライラしますネェ

いけません!
気分転換に他の部分をやって気持ちを落ち着かせましょう。

ドア後ろのNACAダクトを大きめに作っていたのはエアが入って行く奥行きを作りたかったのと、
タイヤ前までの部分は平面にしたかったからなのです。
表面を削ってプラ板で塞ぎました

リアタイヤ後ろにある四角い穴を開けます。
四隅をピンバイスで穴を掘りまして、カッターで結び掘っていきます。
ここは材質がポリパテなのでサクサク掘れます。
黒く塗る予定なので深く掘る必要は無く仕上げも程々に。

大きく膨らんだフロントカウルサイドのタイヤの後ろ、ドアの前です。ここは穴と言うか、覆ってると言うか、被せてると言うか、つまりは空洞になってます。
パテの塊りとなっているので穴を開けたい!
しかし、1〜2mmの厚みに穴を掘り進めるのは大変だし
「アッ!」
なんて声を出しちゃうかも・・・

リアスポイラーが頭をよぎります

でも洋白板で何とかしましょう。

使ったのは、やっぱり0.1mm厚
(こりませんねぇ)
フェンダーリップをギリギリ残して削り落としておきます。
これにカタカナの「フ」の字に曲げた洋白板を接着して先ずは下半分。
続いて上半分を被せました。
内側下の方にあるステーはプラ板の細切りで。

ライトハウス
ライトハウスの中に出っ張りがあります。車体の中央側に左右共に。

光の妨げになるし
普通に考えるとありえないよネェ。
反射して運転し辛いのでは?

そんな事を思いながらパテで。

どうやらラジエーターを収める為の出っ張りのようです。
左右の形が違うのは、ラジエーターホースの接続が左側にあるから?
翌年型は出っ張りが無いので
縦に伸ばして横幅を抑えて
ライトハウス内はスッキリさせたみたいです。

'78年型


フロントスポイラー
0.3mmのプラ板で。
今回は先に溝を掘ってからの接着です。
ピタリと収まって接着力UP
気持ちがいいです。

フロントリップ
ラジエーター開口部の下にリベットが3ヶ所に縦に2個づつあります。
虫ピンを刺したのですが、
曲がっちゃいました・・
無くても良いかな?

ボディの加工はここまでとして
次回は、取り付けるパーツを作りましょう。

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