思考の渦に飛び込むのを躊躇っている話。
年初の抱負と言いますか目標として「余計なことを考えない」ということを掲げた時に、うすうす勘付いていたことがあります。
それは「note の記事を書くことと根本的に対立しそう」ということです。
少し前に別の記事でも触れたのですが、今私が読んでいる本はお坊さんが書かれた本で、仏教の禅の精神を分かりやすく日常に落とし込んで説明してくれています。
この中で、要約すると「現代人は考えすぎ」とか「人(の脳)はそもそも刺激を求めるからそこから距離を置いたほうがいいよ」とかそういったことが書かれています。
私は、ここ最近ずっとイライラが止まらなかったり、精神的に不安になることが多かったのですが、この本で書かれていることを意識すると、ちょっと気がラクになったように思うんですよね。
どうやら、イライラとか不安な気持ちも「考えなくてもいいような余計なことを考えているなぁ」というところから生まれてきていることに気付きました。
また、何かイライラとか不安とか、そこまで行かなくとも不平不満や愚痴、何となく感じる不快感、そういったものは全て「刺激」であって、自分が本能的にそれを求めてしまっていたのだなとも気付きました。
「脳は刺激を求める」という立場に立つと、その刺激は楽しいものに限らず、苦しいものも刺激なのだと。放っておくと、心の安定どころか、不安定な状態を求めていくわけなんですよね。
それを認識して、敢えて余計なことから距離を取ったり受け流すことで、本当に集中すべきことだけ集中できて、多少はそのイライラや不安も減った感じがしました。
そういうわけで、今年のテーマとして挙げてみたという次第です。「目の前のことだけに集中しよう」と。
ただ、そうなるとですよ。
余計なことを考えないわけですから、思考する時間やエネルギー自体も効率的な使用になってきます。
私の書く記事なんて、ほとんど愚痴とかモヤモヤから発出しているわけで、余計なことをウダウダ考えているんです。
すると「その余計な思考をする時間が減る」=「記事に書くことが無くなる」ことになりかねません。
思考の渦が現れても、そこに飛び込むことを躊躇しているわけです。
さて、年初からいきなり矛盾に苛まれる事態を作り出してしまった感があります。さらに今年は勝手に字数制限も設けて文章を短め(それでも1,000文字程度)で書くつもりですし。その中でギュッと思考を詰め込んでみます。おわり。
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