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映画 | オフィサー・アンド・スパイ

オフィサー・アンド・スパイ、早速観てきました。

19世紀フランスで実際に起きた冤罪事件を題材とした作品。

映画館でみた予告編で「私は無実だ!」「すべてをかけ権力と戦う」「逆転劇」この三つのキーワードに(ムムム、観たい……)と思いまして、映画館で観たかったのです。

奥さんや子供たち、テレビで予告編を観ていて、私が観に行きそうな作品だとうわさしていたのだそう。以前は家でずっと仕事をしている印象が強かったのだそうですが、近頃映画ばっかりみている印象であるらしく、仕事は大丈夫か若干心配、などと言われちゃいました。(ちゃんとしてますよ、仕事ー)

さてさて、登場する権力者たち、権力者へ従う部下たち、世論とか……あまりにくだらな過ぎて失笑してしまうようなことばかり積み重なっていきます。実際、傍でみていると(え、こんなことで)という極めて些末なことを根拠に無実の人物を裁判にかけ、咎人に仕立てあげてしまう様子はみていて強い嫌悪感を抱きました。

舞台は19世紀のフランスなので、今の常識だとありえないことを言い放つシーンなどもあり、もう嫌な気分でなんと表現すればよいのかわからないのですが、モヤモヤが晴れません。(いい意味で、です)

この嫌悪感とか、モヤモヤ、気分が晴れない。自分が置かれている現代社会や実際の生活などと照らし合わせて考えたり、想像できることがありまして、しばしパンフレットをみながら振り返ってみたいと思います。

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紙質とか、内容をぱっとみたところでは、イイ感じ~

本作、企画時には英語で制作する話があったのだそうですね。でもロマン・ポランスキー監督はフランスが舞台なんだからフランス語で制作しないと、っと、少しあっためていたみたいです。私、フランス語もわからないのですが、字幕と実際に俳優さんたちがフランス語で話している音を聞いていますと、醸し出す雰囲気、感情の温度感みたいなものー。フランス語で演じられているからこそ、感じる何かを体験できたような気がします。



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