映画 | 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を観ていました。
不可思議で、怖くて、逃れることのできそうにない"もうダメかも"と感じ、わたしは「怖い」がすっごく苦手ですが…岸辺露伴シリーズは好き。
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最初、ほんのりとごくわずかな淡い雰囲気から始まり、そこから少しずつ不安、緊張、後に驚きと恐怖をーコツコツと積み上げていくところは息苦しさ。真綿で首を締めていかれているようで、最後の解放感ときたら!清々しい心地がしました。
岸辺露伴、高橋一生さんは実在するのか。
憑依とゆーか、露伴はわたくしの中で高橋さん演じる露伴がもう露伴(何を言っているのでしょう)。今回、色んな露伴を魅せてくれまして、本作をたっぷりと堪能させていただきました。
泉京香、飯豊まりえさん。
露伴&泉担当編集の迷コンビぶり、好き。泉さんは露伴先生に毎々ぞんざいにされているのに全く意に介さず、時に大事な場面では露伴先生が一目置くほどの慧眼、行動力を発揮する。今回のお気に入りはエマさんと一緒のシーンです。
奈々瀬、木村文乃さんがすてき。
鷹揚なのかなと思いきや突然怒ったり、拒絶されてしまったのかと思っていたらすぐ傍に寄り添ってくれたり、曖昧な距離感。表情、しぐさ、声が素敵すぎ。
エマ、ルーブルの職員さんを演じる美波さん。
フランス語のシーン、なんて流麗と思って観ていたらフランスでも活躍するトリリンガル俳優さん!映画「Minamata」へ出演されていたあの方だとまったく気づけなかった。
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日本、パリ、ルーブルと様々な舞台で物語は進んでいくのですが、それぞれの舞台の映像、雰囲気が美しくー。必ずしも必要のないカットなのかもしれないけど、できる限り舞台となっている環境を少しでも体験できるようにしてくれているみたいでよかったです。
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