見出し画像

映画 | レッド・ドラゴン※恐らく召し上がりません

Netflixで「レッド・ドラゴン」を観ていました。

グレアム捜査官、心を垣間見るのだ

FBI捜査官グレアム
捜査に行き詰った際、犯罪精神医学の権威であるレクター博士へ相談していました。その優れた想像力からレクター博士が連続殺人鬼であることに気づき、レクターを逮捕。その後、FBIを辞めます。エドワード・ノートンさんが演じていました。

レクター博士、凄腕料理人ー

レクター博士
言わずと知れた犯罪精神医学の権威、本作でも驚愕の分析力、行動力を発揮。この方はどこまで人の心、その行先まで見通しているのでしょうか。


グレアムの上司ジャック、策士!

グレアムの元上司、ジャック
グレアムがプロファイルする際のイマジネーションの能力を高く評価。操作に行き詰ったグレアムがレクター博士の助言によって難事件を解決してきたことを知っていて、今回の連続殺人鬼「噛みつき魔」を捕まえるためにはその力を活用できるのはグレアムだけと考えている…。


雑誌記者フレディ、特ダネのためには手段を選ばない男

雑誌記者フレディ(フィリップ・シーモア・ホフマンさん)
グレアムがレクターを逮捕した際、瀕死の重傷を負って入院。チューブだらけで意識のないグレアムの姿を病院へ忍び込んで写真を撮り、記事にした男。感じ悪い、みているとムカつく…。


ミスターDこと、ダラハイド(レッド・ドラゴン)

ダラハイド
登場シーンは衝撃的
子供の頃、祖父から受けていた虐待
暗い室内で顔を全て覆うメッシュのマスクをかぶり、筋トレ
鏡の前でアップにされるその口元
分厚い日記には事件に関連するスクラップ、そしてレクター博士の記事がー


本作、面白い
レクター博士、グラハム、ジャック、ダラハイド、悪徳記者フレディ、盲目の女性リーバ。登場人物たちのシーン、その個性や背景がわかりやすく描かれています。

作品を観ている我々の心象に残るよう、登場人物が何に着目しているのかを目線とその先へカメラをフォーカスしたり、そのとき感じた恐怖を体感するよう、いきなり映像とBGMを挿入したり、目線とセリフ、カメラの向き、恐怖ー。

ダラハイドが本作の連続殺人犯レッド・ドラゴンであること
中盤には明らかにされますが、レクターとグラハムの駆け引き
ダラハイドの異常性と人間らしさ、それぞれはどうしてなのか、その描写
終ったと思ったら終わってなくて、実はー

レクター博士、グラハムからの質問に対し、はぐらかしたり、煙に巻いたりしているのかと思いきや、真摯に答えを伝えているのですね。でもしっかり、とんでもない宿題を与えるところ、おっそろしいです。


レイフ・ファインズさん、気づかなかった。
「007シリーズ」ギャレス・マロリー/M役では渋い上司でしたが、若いころはこんな立派な肉体美、そして美形だったのですねぇ(失礼ながら意外だった)。

エドワード・ノートンさん、本作では知性、胆力とも男らしくてカッコいい。ファイト・クラブの"なよなよな感"がなくって、気づかなかった…。


俳優さんは凄い、そんなところも楽しかったー。

この記事が参加している募集

#映画感想文

66,844件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?