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スパイダーマン:スパイダーバース

「スパイダーマン:スパイダーバース(原題:Spider-Man: Into The Spider-Verse)」をアマプラで観ました。

アニメーションならではのシーンが盛りだくさんだし、わたしが好きなコミックみたいな描写が違和感ないし、疾走感とそれを見事にリンクする音楽。ノー・ウェイ・ホームのように主人公は少年なのでヒーローとしては色々と物足りなくて、もうモヤモヤさせてくれちゃうところなど、わたくしには堪りません。

スパイダーマンといえば、主人公はピーター・パーカーというのが定番なようですが、本作ではマイルス・モラルスという黒人の少年が主人公。色んな人種・種族(?)のスパイダーマンが多次元からやってきて共闘していきます。

驚いたのは登場キャラクターたちのデザイン、世界観が全く異なるキャラクターを同じ画面内に違和感なく描くことって、大変だと思うのですが、コミックからそのまま抜け出したようなキャラクターと今のキャラクターたちが一緒のシーンで会話したり、動き回ったりしているのを観ていても違和感はありません。これってすごい、等身が全く違うのにすごいなぁっと思いながらみていました。

マイルス、土壇場で一気に成長して同じスパイダーマンたちを助けに行くところや、師匠と言っていいのかなぁ。ピーター・B・パーカーへマイルスの頼もしさから「信じて飛ばないとな…、やるじゃんお前」って言わせてしまう展開は胸熱!

悪役であるキングピンが異次元宇宙を開こうとする理由、切ないのですよ。そもそも自分勝手な理由ではあるのですが、一刀両断し難いところ。マイルスが信頼してやまない叔父のアーロンが実は…。で、その後の悲しい別れ。ただの「悪」で描いていないところも好き。


人種・種族・性差とかー、そういった差異って一切感じることなくて「同じ世界で生きている」ことー。観ていて気持ちよかったな。

スパイダーマンはノー・ウェイ・ホームから(その前にサムライミ版をウォッチパーティしてちょこっと観ていましたが)ですが、面白い!

他の作品もぼちぼち観てみようと思います。

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