映画 | ただ悪より救いたまえ※다만 악에서 구하소서

韓国ノワール…
初めて観ました、圧倒されました。

イ・ジョンジェさん演じる殺し屋のレイ…レイがもう怖くてもうっ、面白かったです。無慈悲、強烈な暴力、人から逸脱した者。弟を殺され、復讐するために主人公インナムをこれでもかと、執拗に追い続けます。

ぞぞぞ、っとする、セリフをいくつもありまして

俺に殺される奴らが一番よく言うのは？
ここまでやる必要はないだろう？
そう言いながらおびえた目で命ごいをする
俺はー
それが見たくてやってる

このシーンのレイはもう～～～真っ黒、完全な黒、何にも救いのないところから"すー"っと染み出ているみたいな気がしてぞっとした。

ファン・ジョンミンさん演じる主人公インナム
職業、生業で暗殺しているからか、粛々と作業をこなすところ。怖いなぁと思いつつー。ところどころ、わたしは可笑しく感じたり、インナムの流暢な日本語とか、日本でのちょっとした日常のシーンなどの撮り方がこれまで観たことのないもので、ふむふむと面白味を感じていました。

インナムの奥さんが殺されてしまい、その娘も殺されたと聞き、引退してのんびりするつもりだったところを、奥さんと娘さんの仇討で、関連した犯罪者たちを次々と探し出していく過程のところは、仕事ではなく私怨からなので段々感情が乗ってくるので、その少しづつの部分はインナムには人の心があるのだなと。

＊

アクションシーン、暴力、残虐、無慈悲なので迫力があります。刃物の映像がもう恐ろしい、怖い！直接の描写ないところで想像をこう…ぶわっと膨らんでしまいます。自分の脳内でちょっとしたシーンで膨らませてしまうので、めちゃくちゃ怖いです。

あと、手りゅう弾。あちらこちらで使う、車はひっくり返るどころかごろんごろんと、転がせる。でっかい爆炎などもバンバンこれでもかと、景気よく吹っ飛ばしていまして、邪魔者は全部手りゅう弾で転がす、ぶっ飛ばす、きれいさっぱりとなったところから刃物でー…怖すぎる！

韓国映画も、色んなの観てみなければーっと、またひとつ沼を見つけてしまったなぁっと…ワクワクしております。