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映画 | TITANE/チタン

こんばんは。
今日は前々から気になっていた「TITANE/チタン」を観てきました。

ジャンルは私が大の苦手とするスリラー、ホラー!これまでこのような、明らかに怖いこと間違いなし、という作品は観なかったのですが……。パルムドール賞を受賞している作品だという点と、映画館の予告編で観た主人公アレクシアを演じるアガト・ルセルさんのビジュアル!

このシーンがすごく印象に残ってた!

見終わったあと、この作品はどんなことを伝えたかったのかを理解できなくて、パンフレットを購入。まだ読んでいないのですが、めちゃくちゃクール!こちらでどんな感じなものなのかを確認できちゃいます。

パンフレット、日本独自の文化だとお聞きしたのですが、これはぜひ続けて欲しい~!映画を観たあと、好き、楽しい、あるいはわからない~(モヤモヤ)などなどの際、パンフを読んでさらに理解を深めることが出来たり、また作品のことを思い返してしあわせな気分にさせていただけたりするものでー。

そういえば初めて、パンフの制作に携わった方まで調べてしまいましたよ。でも、本当に素敵なパンフ…。

あ、パンフは素敵だったのですが、本作は色んな方々が批評されている通り、衝撃の作品でした。

前半、美しいダンスシーンがミュージックビデオのように流れているな、っと思ってうっとりしていたら、そこから怒涛の展開。私が大の苦手とする「怖い」のオンパレード。危うく冒頭の30分ほどで力尽き、観るの止めようかと思ったくらい(精神的な体力は十二分に必要な作品です)。

特に恐ろしいのは主人公アレクシアへ一方的な好意を持つ男性。知らない人からの視線、好意を伝えるという行為、その後の妄想とそれを実現しようとする一方的な行為のこと。滅茶苦茶怖くて震えました…。

他にも怖いところ、まだまだあります。虫を〇すみたいに次々とアレクシアは出逢った人、特段の理由もなく衝動で〇していきます。もう本当に怖い、髪飾りでブスっ、ブスブス、とか、動かなくなるまで叩きつづけたり。それは自分自身に対しても肉体を傷つける行為に一切容赦なくて、このある意味潔いタフネスぶりがもう狂気!

この後、どうなってしまうんだろうかと混乱しちゃうのですが、アレクシアの外見や内面は変化していって、とある描写などが(あれ、どうしてなの)ということが、あちらこちらに。

誰もが不変の、同じ価値観だと決めつけることなどできないし、それは正しいのかー、などなど(感じろ、感じられなければ〇ス!)という監督からのメッセージがドサッと!もうこの「どっさりぶり」が凄くて受け取りきれなかったのです(ただ、ただ、私の力不足)。


まだまだ未消化なのでじっくり、パンフレットを読みながら振り返ってみますー。映画館で観ることができてよかった、大満足~。自分の映画に対する嗅覚、自画自賛したい(ちょっぴり成長した気がするのです)。

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