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映画 | マイ・ブックショップ※滅ぼす者と滅ばされる者

ずっと観たかった「マイ・ブックショップ」
U-NEXTで観ることができました。

ある朝 彼女は気づく
夫が死んでから長年 悲しみに沈んでいたが
フローレンスは何をすべきか悟った
その町で書店を開くと決意したのだ

映画「マイ・ブックショップ」プロローグより

冒頭、このような語りから始まります
本の素晴らしさを広めたいー
亡くなった夫とのささやかな夢を実現、奮闘していく女性の姿を描いた作品

1959年イギリス海辺にある田舎町。
まだまだ女性がお店を経営することって、なかった時代だったのではないでしょうか。

だからかもしれません。
町の有力者ガマート夫人からの嫌がらせとか、町の人々の心無いうわさ話や陰口など…それらは陰湿で執拗な行為など、みていて不快な気持ちになるのですがー

フローレンス、そんなことにはめげなくて書店で働くクリスティーンと関係性を築いていくところ、本好きの老紳士ブランディッシュと本に対する愛情や情熱を共有しているところは心温まる素敵なシーンがいっぱいでほっこりしました。

今と違ってスマホやLINEなどはないので手紙であったり、実際に会いに行って互いに話し合ったりするところなどは、とても時間がかかるしじれったいのですが、手作りの包装紙を受け取ったときに人のぬくもりを感じて心地いよかったなぁ。


フローレンスが様々な困難に立ち向かっていく姿
フローレンスのことを助けたいと思っていて、実際に行動を起こすブランディッシュの献身

自身が大変な状況でも相手のことを思う優しさは気高く尊く


とても素敵な作品でした

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