見出し画像

ほとんどの人は霊魂との付き合い方を知らない

本題である「気功の解説」に入る前の最終章です。

解脱する。それは、三・五次元体である潜在意識を四次元化させることです。四次元化なった潜在意識(自身の魂)はどうなるかといえば、完全な独立体になったがゆえに、三次元の肉体から離脱することが可能になります。

それは、ヒトという一個の個体の中に、魂魄と潜在意識という「二つの独立した四次元の意識体」が混在しているということになります。

その結果、潜在意識体は自由自在に肉体から離脱することが可能になります。これが、いわゆる「幽体離脱現象」です。聖書には、その時の状況が綴られており、それを視覚化させて画像として表したのがフランスの鬼才の版画家、ギュスターヴ・ドレです。

画像1

しかしながら、現実には如来以上の魂でない限り、解脱するのは不可能です。

なぜなら、解脱には、観念などではなく、圧倒的な「霊力」が求められるからです。解脱は霊力がもたらす超常現象であって、観念や想念のような超微力なパワー如きで成し遂げられるものではないのです。

ちなみに、一般人の霊力は、ほぼ皆無かいむ、ゼロです。

霊力が使えなければ悟り(解脱)は無理です。

かといって、霊力を得る修行法というのは存在しません。霊力ではないけど、それに最も近い修行法が「気功」になります。ポイントは、チャクラを通して三・五次元体である潜在意識とリンクされていることに見い出されます。

なお、潜在意識と顕在意識を、あたかも本体と属性、或いは双子の兄弟のように扱っている人たちを数多く散見しますが、両者は全く別物、別人格です。

そもそも、次元が三・五次元体と三次元体と異なるので、並列に扱っていいわけがないのです。次元がどのようなものであるのかを「実体験」できていない限り、潜在意識について語るのは無理があります。

潜在意識については、後程、詳しく解説させていただきますが、とりあえず、チャクラと関与しない太極拳やヨガなどの体操系は「気功」とは無縁の「健康のためのトレーニングである」と、私はみなしています。

太極拳やヨガ(日本式ヨガやマインドフルネス)は気功の修練とは隔絶したものです。

日本にも、強烈な「気」を放つ気功師がおります。

寡聞かぶんですが、3人は認識しています。

そのうち、二人の「気」は体感させていただいています。ひとりは名刹めいさつ阿闍梨あじゃり、もうひとりは気功の道場主です。

桁違けたちがいに凄い「気」を放っていますが、双方とも、霊力とは関係のない、文字通りの「気」です。不思議ですね。多分、チャクラを駆動させていないからかもしれませんが、詳しいことは分かりません。

もちろん、チャクラを駆動させても霊力は得られないのですが、霊力を出せるレベルの「気」を出すことは可能になります。

ここで問題になるのは、「チャクラとは何か」ということです。

そのためには、ヒトがどのような存在であるのかを知る必要があります。ヒトは三重構造でできています。まず、ひとつは肉体です。これが、あなたが「自分である」と確信しているもので、その意識が顕在意識と呼ばれています。

ヒトの肉体は霊とか魂、四次元などに関係なく、肉的な卵子と精子によって生まれたものです。純粋に三次元の物体です。ここに、四次元界から来た魂が宿ります、端的たんてきにいえば、寄生するわけです。この魂は、肉体としてのあなたとは完全に別個の存在です。

そして、この魂があなたの肉体の中で、新しい魂を生みます。それが潜在意識と呼ばれている、これもあなたとは別個の人格体です。

四次元の魂があり、三次元の肉体があり、その中間形態、すなわち三・五次元体の潜在意識がある。

そして、三・五次元の潜在意識(あなたの魂)と三次元の顕在意識(あなたの肉体)の間に存在するのが「チャクラ」と呼ばれる、見えない触れられない三・五次元の経路けいろです。

この経路のツボは七つと数えられています。

画像2

もちろん、その実在を三次元の科学的に検証できた人は誰もおりません。おらないけど、体感的に七つ存在すると理解されています。

第一のチャクラは性器と肛門の間である会陰えいんにあります。第二のチャクラは臍下丹田せいかたんでんにあります。ここが最も巨大なチャクラであり、三・五次元エネルギーの発生源になります。

第三のチャクラは鳩尾みぞおちの部分にあるとされていますが、実用性は不明です。第四のチャクラは胸にあります。ここが二番目に重要なチャクラで、ここから腕を通して「気」と呼ばれる三・五次元エネルギーが放射されます。

これを漫画的に誇大化させたのがドラゴンボールのカメカメ波です。四次元界における戦いと似ています。

画像3

第五のチャクラはのど。ここも、超神霊のような超エネルギー体が宿った肉体にとっては意味のある部位になるのかもしれませんが、普通のヒトにとっては活用法の分からないチャクラポイントといえます。

第六のチャクラは俗に「第三の眼」と呼ばれているもので、一般に額にあるとされていますが、実は、その部位は眉間みけんになります。ここは霊の出入り口になる危険なチャクラです。

このチャクラが少しだけでも開かれると「霊視」が可能になり、同時に、霊に憑依ひょういされやすくなります。ここが完全に開かれると霊が肉体の中に入り込んで、乗っ取られます。こうなると、もう終わりです。なので、第六のチャクラは不可侵の領域とみなされます。

第七のチャクラは頭頂とうちょうにあります。ここは「気」の出口と考えられており、第一の会陰えいんを起点に始まって、第二の丹田で増幅され、第三、第四、第五、第六を経て頭頂の第七のチャクラから抜ける現象はクンダリーニと呼ばれていますが、クンダリーニが起こったからと言って、特別にどうなるというものではありません。ただ、気を自在に扱える能力を得たことのひとつの証でしかありません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?